大鹿沢 柏木沢             平成17年5月8日

コース 笹子駅7:15ー7:40入渓点8:00〜F38:50ー登山道ー
12:15浜立山12:30ーズミガ沢ー林道14:00ー笹子駅


下流部、小滝が連続
笹子駅に7:07到着の電車で降りた、いつもは無人駅のですが山のシーズンになると午前は駅員がいるようです。天気予報ではいい天気のはずですが霧が立ち込めた寒い朝です。丁度、田植えの時季、水の張られた田んぼを見ながら気持ち良く歩く。桜の森公園を過ぎ、大鹿橋を超えるとまもなく南稜尾根の分岐となり、その先の小橋が柏木沢です。身支度を済ませて歩き出す。直ぐに小さな堰堤が数個連続する。どれも小さいもので超えるのには問題ない。最初の滝は2mでミニゴルジェの中に暗い滝が見える。ゴルジェが切れて幅広2mで明るくなると、また、堰堤があらわれ、小滝が3連見えてきた。さらにナメの小滝が続いたあと、大岩が乗る3段5m滝になる。濡れるのを避けて左の壁を登る。円筒状の暗い滝をまいて越えると、F2、ナメ5mがでてきて右側を直登する。小滝を越えると林道の橋下を通る。


F2
新しい堰堤を越えると、F3、2段、5m曲がり滝が出てきた。ここを過ぎると、ナメ滝とナメ床が連続する、周りの新緑とマッチしてきれいなところだ。やがて左に測量ペンキの付いた涸れ枝沢が分かれてる。この先で二俣になる。右股を行くと覆水で涸れたナメ滝が出てきてこれを超えるとゴーロになる。奥の二俣を過ぎると、ゴーロの広い中州になり本流が分かりにくいところとなった。水が少し見えるようになり、傾斜の強いナメが続く。1200m付近のナメを右の潅木につかまり巻きにかかった。沢に降りようと見ると、先はゴーロとナメが見える。このまま支尾根を詰めて南稜尾根に出ることにした。


上流部のナメ
30分も詰めると、岩壁にぶつかり、この後は岩場の連続でした。潅木を頼りに何とか登るが、2ヶ所垂直に近い壁にぶち当たり、ルートを探すのに苦労をした。2つ目の垂直岩場の下にリュックらしきものが見える。最初見たときは人が落ちているように見え、ビックリした。近寄ってみると人ではなく、女物ザックでした。ヘビにも2度会い驚かされたし、散々な目に会いながら、1時間かけて南稜尾根登山道に出ることが出来た。今回は滝子山ピークは踏まずに浜立山に向かい、浜立山から伸びる尾根の岩峰上で休憩しながら展望を楽しんだ。浜立尾根を下り、1200m付近で左の尾根に乗り、途中からズミガ沢に降りて下降した。ズミガ沢は伐採木、倒木が多く魅力のある沢ではなかった。上流部はもっときれいだろうと期待をしている。今度、遡行してみるつもりです。林道に上がる前で、恒例の洗濯をして笹子駅に戻った。