小坂志川 キットウ谷沢左俣         平成17年10月30日

林道ゲート10:30〜キットウ谷沢出合10:50〜古い林道12:35〜13:50林道〜ゲート


入渓した橋
奥にゲートがある

武蔵五日市駅7:05発のバスで笹平に7:30に着いた。同じバスで一人が降りた。帰りのバス時間を調べてから出発する。もう一人の方はウルシゲ谷沢に入るそうです。今日の目的はキノコ探しです。2時間ほどウロウロして若干の収穫を得た後、このまま帰るには早すぎる感じがして林道終をゲートまで行き、川原でキノコの始末をしてからそのまま、小坂志川に入ってみた。ナメの沢で川幅一杯に流れる水は足首くらいまでの深さでひたひたと歩ける。右に2本枝沢が入る。時々淵も出てくるが規模が小さく箱庭のようだ。10cmくらいの魚が足元から逃げるのを何回も見た。釜持ち3mナメ滝は濡れないように左をヘツル。左にトウノ木沢が会い、しばらくすると右にキットウ谷沢が出会う。本流はすっきりしているがキットウ谷は倒木が見えている。ガイドブックを見るとキットウの方が滝が多く面白そうなのでこちらに行く。

最初の滝
釜持ち3m、左をヘツル


キットウ谷出会

倒木の先はナメ小滝が続くゴルジェになり、4mナメ滝が出てきた。左を越えてると、いったん開けるが直ぐに狭まり水路のような流れになる。5mナメ滝4mナメ滝を越えると。右に4mのスラブ滝を持つ枝沢が落ちてくる。4mナメ滝を越えると、再び両岸が狭まりゴルジェになった。ゴルジェ内には3mほどの滝が6個連続してある。抜けると2段3mの扇形の美滝が出てきた。その先で580mの二俣になる。右俣は水量の少ない藪沢です。左股を行く、すぐに、苔が着く滑りやすい4mと5m滝が連続する。5mは右を高巻いた。狭いゴルジェに小滝が続いてかかる。正面にルンゼが見えてきて沢は右の大きく曲がっている。曲がった先もゴルジェが続き、2m滝3個超えると、最後に5mのスラブ滝になっている。ここはシャワークライムで中央突破する。岩が脆いので慎重に登り、滝口の倒木に捉まり超えた。

キットウ谷下流部


右を巻いた5m滝

720m(1:1)奥の二俣に着く。左俣には藪の岩壁に幾筋かの水が流れ落ちている。右は藪沢です。ガイドブックどおり右に5分も登ると林道に出た。その先涸れた沢筋は続いているが林道を左に行き終点から右の尾根に取り付き853mのピークに出て、西に方向を変えて820mの鞍部に出たら新しい林道に出た。重機が2台置かれていた。このまま尾根をつめると万六尾根の927に出ることになるが帰りのバス時間を考えて林道を使って下山する事にした。ただこれが本当に入渓地の橋に出るのか心配だった。結果はOK、思ったとおりの道でした。後は小坂志林道をバス停まで急いだ。ぎりぎりセーフで数馬行きのバスに間に合った。短く、小さな沢ですが変化があるいい沢でした。倒木がないともっといいのですが。林道は地形図では読みにくくいつも苦労します。

シャワークライムした
スラブ滝