小雲取谷      平成17年11月6日      

日原林道終点6:30〜入渓6:50〜小雲取谷出会8;00〜1340m枝沢8:50〜登山道10:30〜
富田新道〜唐松林道分岐11:40〜日原林道〜12:20終点


大雲取谷
4条6mの滝
昨日は雨と云っていたので出かける予定ではありませんでしたが、夕方の天気予報によると明日は曇りです。。夕食後急いで仕度をして沢道具一式を車に放り込む。日曜日、奥多摩に車で出かけると帰りは渋滞に巻き込まれて大変です。そこで、前夜、空いている時間に行って早く帰ってくるのが一番と思い、あわただしく出発をする。日原鍾乳洞から小川谷林道に入ってみた(近いうちに滝谷に行きたいため)工事中ではあるが三俣まで入ることが出来た。戻って、日原林道を行く、こちらもゲートが開いているか心配だったが無事通過でき終点まで行くことが出来た。大ダワ林道への下降地点には4台の先客があったが車泊はしていません。空には満天星が輝き、もしかして明日は晴れてくれるのではと気分良く寝酒をのんで眠りに行く。さすがに11月、毛布一枚ではチョット寒い。夜中、車をたたくような音で眼を覚ますと大きな葉と枝が屋根に落ち、それが響くのです。その後2度ほど起こされてしまった。

小雲取谷
出会の滝
入谷を拒む倒木

小滝の続く綺麗なところ
翌朝、5時30分目を覚ますがまだ暗く、なかなか起きるきになれない、30分はゴロゴロとしてからようやく起き出した。6時30分に出かけるが低い雲が立ち込めていて晴れる予想は外れた。紅葉は思いのほか良く、丁度いい時期かもしれない。大ダワ林道を下り長沢谷の橋を渡る。川原にはテントが張られていて焚き火の周りには酒盛りの跡そのまま寝た様子です。しばらく焚き火をしてない。こんどはここでテント泊にしよう。急登をして、二軒小屋尾根を回り込むようにして乗り越すと、下に大雲取谷が見え出す。少し先の下りやすそうなところから入渓した。直ぐに釜持ちの小滝に出会う。濡れそうなので右を巻いてゆく。沢は開けて明るい、左手の台地にテン場適地があり、焚き火の跡もある。その先、4条4m滝は左を巻いた。朝飯前で目覚めもしてないのかピッチがあらない。小雲取谷出会まで来て朝食をとり顔を洗った。小雲取出会の滝には倒木が折り重なっていて、入るのを拒んでいるようです。

Uノ字の
2段8m滝

横向き8m滝
藪の脇を失礼して小雲の谷に入らせてもらうとその先は穏やかな流れに小滝が幾つか出てくる。両岸は紅葉もそれなりに綺麗で黄色が多いので日が差すともっと映えることだろう。上下ともU字の2段8m滝、2段8m滝と美滝が続く。どれも直登出来る。とその先で左に1340mの枝沢が出会う。間もなく横向きの8m滝が出てきて、沢は右に曲がる。これを超えるとその上にも綺麗なナメ滝が出てきた。沢は平凡な流れとなる。1425mで左に細い水流のまっすぐに伸びる枝沢が入った。その先1445mの開けたところで左にはっきりとした涸れ沢が入る。1500mで右に細い樋状の多段滝を持つ枝沢が会う。6m3段滝を越えると滝上は複雑で三俣にも見える。滝上に少水量の枝沢が右に入って、直ぐ上で二俣になっている。左はほぼ涸れ沢、右には水も流れている。右に入ると水も細くなり1620m付近で伏流となって急に消える。沢形も薄くなり倒木が邪魔になる斜面を左寄りに詰めると小笹敷き詰められた、綺麗なカラマツ林に出た。そこは1840m富田新道の登山道でした。

6m3段滝
滝上が三俣様に

詰め上げた富田新道
綺麗なカラマツ林
濡れた沢靴からスニーカーに履き替える。肌寒い風が吹き出し休憩するより動いたほうが温まるので直ぐに下山を開始した。落ち葉の敷き詰められた登山道は歩きやすい。綺麗なブナ林の紅葉楽しみながら下る。唐沢林道の出会いを過ぎるとひと下りでつり橋に出た。唐沢谷とそのすぐ下にも枝沢が流れ落ちている橋の上でしばらく眺めてから日原林道へ登り返す。林道に出たところで休憩していたら単独者に抜かれた。昨日大ダワ林道で雲取山に入り、テント泊だったそうです。林道から見る長沢谷の紅葉もなかな綺麗で見物しながら歩くと林道歩きも楽しいものです。もえぎの湯に立ち寄るつもりでしたが帰りの渋滞を考えて今日は入らないで帰ることにした。ヤッパリ、所沢で渋滞した。

富田新道
ブナ林と紅葉と落ち葉道