葛葉川〜ヒゴの沢下降    平成17年3月27日

コース 菩提バス停7:55〜8:40葛葉の泉9:05〜林道10:10〜登山道11:35〜三の搭12:00
〜鞍部12:20〜ヒゴの沢下降〜F113:40〜14:05上倉見橋14:35〜15:35大倉バス停


葛葉川 ゴルジュ帯の滝
菩提のバス停で下りると、二の搭、三の搭を正面にして歩き出す。イチョウの大木がある公民館の先でT字路にぶつかり、右に曲がり、直ぐ先の小さな沢に沿って左に登ってゆく。道なりに進むと菩提原からの道と桜沢橋で合流する。杉林の暗い道を行くと葛葉の泉の公園に出る。公園の橋を渡った先で沢仕度に代える。暖かく、タイツを脱いで、ジャージだけにする。入渓して直ぐに先行者の足跡を見る。登山靴の跡です。この沢は登山靴で大丈夫と書かれていたは本当のようです。足跡は最後までありました。小滝が幾つかある、久しぶりの岩感覚を確かめるように小滝も慎重に登る。4m幅広のナメ滝も水量が少ないため乾いたところを難なく超えた。4連滝の最上部2条滝の上で左に枝沢が入る。その先の2条4m滝を越えると、沢は開けて明るくなった。

板立の滝
3mの階段状滝はヌメリが気になり、水流を登る。6m板立ノ滝は右を直登する。2段曲がり滝を超えると大平橋の下をくぐりぬけ、林道を横切る。右に枝沢が会い、2条の滝の先は小滝が連続する快適なところです。両サイドの岩壁から水が絞れ落ちているので、水補給をした。4mCS滝を越えてしばらく行くと、三角おにぎり状の岩の真ん中を落ちる滝が見えてくる。富士形ノ滝らしい。小ナメのあと、二俣になる。右俣は涸れ沢です。左沢にはケルンとテープが付いている。左に踏み込んで直ぐ、右に枝沢が会う。スラブ岩に一本の筋状の水流が落ちる滝を越えると、3m垂直滝が出てきて左を巻いた。3段ナメ滝を越えると右に枝沢が出てきて、水は涸れた。左沢にはワラジがぶら下がっていて目印となる。4mCS滝が出てくると、岩はもろくなり、ザレた急斜面になった。左に踏み跡を見つけて支尾根に登った。10分ほど急登すると三の搭への登山道に出た。

スラブ岩に一筋滝
階段を三の搭に向かって登るが、沢靴でぬかるんだ道は歩きにくいので藪の中に逃げて、登った。頂上には10人ほどが休んでいた。これから下りる、ヒゴの沢の沢筋と源頭部を眺め、確認してから烏尾山との鞍部に向かって下降する。雪解け道は泥道で滑る。日陰には踏み固められた雪がアイスバーンとなり、嫌な下りです。鞍部から下降点を見つけるが踏み跡らしきものは見当たらないので適当にスズタケの藪に踏み込んだ。20mも藪を掻き分けると沢形にでた。しばらくすると、水が現れ左右から枝沢が合流する。右に枝沢が入って、その先で右から枝沢と左から大きな涸れ沢が合わさり三俣にとなり、広場になっている。この下に堰堤があり土砂が積もって平らになったようです。これから先10個ほど堰堤が連続してあるのこの状態が繰り返し続く。

ヒゴの沢
F1
堰堤のため流れは緩やかです。沢幅も広く明るい感じでいいのですが、堰堤でがっかりです。堰堤はすべて右岸から降りました。堰堤が終わると,沢はゴルジェにナメ滝が懸かる中核部となって面白いのですが、それもつかの間でF1上に出てしまいます。右岸に木橋があり仕事道が出来ている。この道で巻いて写真を撮りに滝下まで行って見た。この先は2個堰堤があるだけなので、作業道を使って上倉見橋まで下った。橋のたもとの広場で汚れた靴とスパッツを洗い、食べ損ねた遅い昼食にした。陽だまりで沢音をBGにしてコーヒーを飲む。大倉までの林道歩きはシャツ一枚でも汗が出ます。足元にはスミレ、ヤマルリソウ、ヒメウズ、タネツケバナ、セントウソウなどが咲き、木ではアブラチャンが咲いていました。