豆焼沢       平成17年9月15日

コース 出会いの丘6:30〜トオの滝7:50〜登山道12:55〜13:15雁坂小屋13:40
〜黒岩尾根〜林道〜16:00出会いの丘


トオの滝
三鷹駅に10時半集合して中央高速を行き、道の駅「みとみ」で仮眠をする。星空か綺麗で明日は天気が良さそうです。翌朝、6:00に出会いの丘に移動して駐車をして出かける。施設の裏のゲートとヘリポートの間の作業道を使う。下にホチの滝のある、黄色い橋を見ると間もなくトウガク沢に出る。工事用のトンネルを右に見て鉄板の橋でトウガク沢を渡る。作業道は沢を10mくらい下がったところの右手に階段が付けられている。しっかりとした道も枝沢のところで崩壊していた。すぐ下に豆焼沢が見える。正面には枝沢が落ちていて逆Y字の水流が見える。これを下降して入渓した。前回、塾で来たとき(豆焼橋入渓)より1時間短縮できた。10分もすると2段8mのトオの滝に着いた。ここは前回の記録通り右を高巻くが滝口に出てみると左にもしっかりと踏み跡があった。どちらでも巻けるということである。

大滝
右に2段20m滝を持つ水量が多い枝沢が入る。続いて10m滝を持ち枝沢が1:3で左に入る。左にスラブの枝沢が落ちると3m、3mの2連滝となる。その上はナメとナメの小滝が続く。10m幅広滝と釜の右側が岩屋状にえぐれた滝がある。沢が右に曲がると8m幅広滝が出てきてこの滝で左に曲がる。右側の壁を慎重に登る。この滝は更に上に小滝が3個続き大滝と思ってしまった。7分も歩くと二俣となり開ける、ここで休憩をする。小滝を越えて左に1:4の枝沢が入る。その先で左に小さな枝沢が入り広くなる。ナメの小滝を2個ほど超えると大滝が見えてくる。下段は太い2本の水流があり、上段はパイプ状で、ややくの字に曲がって落ちているがはるか上で良く見えない。滝下で写真を撮り、少し戻ったところから左側を巻く。いったん支尾根に乗りしばらく登ったところでルンゼを下降する。

右壁に取り付き苦戦した
降り立つと直ぐに樋状の滝となる。下が3m、上がVの字の2mです。右壁にトライするが手がかり足がかりが薄く諦めて永沢さんにトップで登ってもらった。後続はお助け紐を出してもらう。ここの壁が今回の遡行で一番渋いところだった。右に崩壊地を見て左に屈曲するといいテント場適地が出てきた。ここで若者の単独者が追いつき、永沢さんのエネルギー源であるタバコを拾ってきてくれた。若者は休憩を入れるようだったので先に行く。沢は右に屈曲してゴルジェとなっていて、2本の滝が見える。ここは戻り右から巻き道を登る。途中踏み跡が薄きなりいったん藪となったが直ぐに踏み跡が出てきた。ブッシュの影で確認できないが2段滝も巻き、更に10m、8mの2本も一緒に高巻く。テント適地が出てきた。6m斜滝を越えると両門の滝、左が2段25mナメ滝、右は階段状のナメ滝が懸かっている。ここで昼食休憩をしていたら先ほどの若者が挨拶して先行して行った。昼食後、右のナメ滝行く、50m以上は続く、その先もナメで終わったところで左から2:3の枝沢が入る。



最終点、中央のドラム缶が登山道
小滝が連続する。ゴルジェの中の樋状滝も見た目より簡単に水線を突破できる。だんだんと苔のみどりが綺麗になってきた。いったん水が消えるが直ぐに出てきて、二俣状になる。右は涸れ沢、左は水量もあり、いい滝が懸かっている。ガイドブックでは涸れ沢を詰めるよう書いてあるようだがここは左を選ぶ。この後は苔付きの小滝が等間隔に続き、気分良く登る事が出来る、正面に小屋の水取り用ドラム缶が見えると登山道です。藪漕ぎをしないで終了。20分ほどで雁坂小屋に着く。先ほどの若者も休憩中でした。靴の履き替えをしてからトイレの前を通り抜けて、黒岩尾根を下る。とても歩きやすい道で途中ベンチなども作られている。林道に出るとあと少しで豆焼橋です。橋の上から豆焼沢を眺めてから、車に戻った。出会いの丘の管理人さんに、行く先と帰りの予定時間を書いて見えるところに置いていく様にご支持がありました。笛吹きの湯で汗を流して、塩山駅まで送っていただき解散した。駅前のラーメン屋で乾杯してから電車に乗る。すっきりしたいい沢で、何より藪漕ぎが全く無いのが良い。