水無川本谷    平成17年4月24日(日)

コース 戸沢出合8:35〜入渓9:00〜10:25書策新道10:40〜登山道13:30
〜13:35搭ノ岳13:50〜源次郎尾根〜15:00戸沢出合


F2
渋沢駅7時半、高城さんの車で戸沢まで移動する。駐車場はほぼ満車でしたが何とか停めることが出来た。満開の八重桜を眺めながら沢仕度に代えてから出かける。登山指導所で沢の準備をしていた4人組に挨拶をすると、本谷遡行とのこと、賑やかな沢になりそうです。最初の堰堤を巻こうと思い書策新道を登り、降り口を捜すがはっきりした踏み跡も無く、堰堤の上部のザレを降りた。この間に4人組に先を譲ることになった。この方たちとは最後まで前後しながら進む事になった。ゴーロを歩き、F1に着くと、4人組が滝に取り付いているところでした。超えるのを待って登る。クサリに沿ってクリヤーすると滝上で右にセドノ沢が入ってくる。F2は右壁にトライするが直ぐに諦めて、左の水線に沿うように超える。F3に着くと前のパーティーが右壁にザイルを出して登っているところでした。左壁には巻き道用のクサリが見られますが滝口への回り込みが難しそうなので、順番待ちをして右側を登る。右下から取り付き、残地シュリンゲに向かって斜上する残置2本を頼りに立ち上がり、その先のもう1本にビレーをとり、スラブを一足渡るとテラスになり滝口に立てる。後続にザイルを出す。



F3
F4は知らないうちに通り過ぎて、F5についてしまった。右壁に滝口に向かって斜めに太いクサリが設置されているが、太いので握りにくいのと、力をかけると振られれてしまい、意外と扱いにくいものです。この上で書策新道が横切っている。ここで小休止をする。この先、左に沖ノ源次郎沢が入ってくるが伏流とF1を岩壁と間違えて通り過ごした。直ぐ先で木ノ又大日沢との二俣になり見過ごした事に気がつく。ここは意外と間違えやすいのか本谷には大きな矢印が付けられていた。本谷は左に曲がっている。F6のCSは右壁に残地ロープとシュリンゲが見えたので挑戦してみるが腕力が無く敗退して左の巻き道を登った。こちらは簡単です。この先、沢は広がり、両サイドの斜面が崩壊したザレ場が目に付くようになった。左に金冷し沢が出合うと、F7になる。大岩の下をくぐるようにして水線を登ったと思う。印象の薄い滝だった。


F5
左に枝沢が入り、正面の高巻いているグループが見える。更に上部を別のパーティーが高巻いている。落石を避けて手前で待機し、動きが止まったところで滝下まで進んだ。大滝だが崩壊が進み哀れな姿をしている。右のルンゼを詰めて、支尾根を登ると前のグループがトラバースのザイルをセッティング中だった。更に上に登って順番待ちをする。このトラバースは全く問題なく通過でき、滝口への降りる道は登山道のように踏まれてた。この先、右の枝沢に滝がかかって水取りに良さそうなので、昼食休憩にした。うどんを茹でて、滝の水で冷やしたうどんはうまかった。F9には順番待ちが多くいて時間がかかりそうでしたので、右の巻き道を登った。これも簡単な巻きで滝口に降りられた。崩壊した堰堤を2個過ぎて斜面はザレた急斜面になってきて、落石に気を使いながら登り、適当なところで左の支尾根に這い上がった。尾根はよく踏まれているが急登ですが、20分ほどで縦走路にたどり着くことが出来た。


F8
ひと登りして搭ノ岳の山頂で休憩をするが、ハーネスにヘルメットはちょっと浮いています。早々に下山を開始する。花立の上部から源次郎尾根に向かって下ると、岩場の上の平地に源次郎沢を遡行してきた人たちが休憩していました。我々もここで靴の履き替えをしてから源次郎尾根を下りた。最初は尾根道もしっかりとしているのですが直ぐに広い尾根となり踏み跡も薄くなってきた。1100m付近で左の尾根に乗ることを意識しながら下ると、その辺から小さなテープが見えてきて、その後も結構テープが付けられていて迷う事も無く、ぴったりと取り付き点に下山できた。搭ノ岳から1時間で源次郎沢の出合に着いた。汚れた靴、スパッツなどを洗い、車に戻った。スーパー銭湯「湯花楽」に立ち寄り、汗を流して、渋沢駅まで送っていただき帰る。