滝子山(遊仙橋ー御正人ノタルー浜立尾根)平成17年2月27日

コース 遊仙橋〜恵能野神社8:10〜19号鉄塔10:00〜御正人ノタル10:50〜12:10滝子山13:15
〜浜立山13:45〜浜立尾根〜林道終点15:10〜16:40笹子駅


恵能野神社
集落の最奥にある
パートナーが急用で、一人旅になる。大月駅からハマイバ行のバスが本数が少ないので、仕方なくタクシーを使う。遊仙橋から恵能野の集落に入ったところで下りた(2600円)道路の雪は解けているが周りには残っている。舗装道路を終点まで行くと神社があった。そこで身支度をして歩き出す。しばらく行くと左手に大きく立派な小屋があり、その先は山道らしくなってきた。恵能野川に沿って歩く事になるが、途中、2ヶ所の橋が崩壊して流失していた。ストックを頼りに慎重に渡ったのですが凍っていた石に乗り、2度ほど落ちてしまった。靴の中まで水が入る事が無く助かる。竹やぶが雪の重みで倒れて道を塞いでいたりもする。やがて、老木の元に青い屋根の小さな祠が出てきて、その直ぐ先で鉄塔の巡視用の黄色杭にNO18とNO19の分岐になるので左の19に向かう。5分ほど進むと、又、黄色杭が出てきて、NO19の道は左に分かれて沢を渡る。直進はいい道なので間違えやすいが杭に良く見ると滝子山と矢印が書かれていた。丸太橋を渡るが落ちそうでひやひや物です。落ちたところで濡れるだけですが靴の中に水が入ることを考えると慎重になります。


分岐、最後の黄色杭左の沢を渡る
杭に鉛筆で滝子山と書かれている
この先は急斜面にジグザグ道があるようですが殆ど道が分かりません、その上一部崩壊をしているようです。無理やり左の尾根に登るが一部雪が深く、なかなか進みませんでした。尾根に出ると、一登りででクラゴ山からの東稜のNO19鉄塔の下に出る。この送電線は2万5千分の一の地図には載っていないので最近のものでしょうか。稜線に出たらしっかりと、踏み跡があった。スノーシュウの跡もあるではないか。このあとスノーシュウの跡を追う事になる。鉄塔から気持ちのいい尾根歩きで小ピークに達する。、その先の登り返しが急登になり、これを上りきると御正人のタルの手前のピークです。急下降した鞍部が御正人のタルらしいが標識はありません。倒木が右に側に横たわっているだけです。岩場混じりのやせ尾根の先が急登となり、大岩にぶつかる。

浜立山に向かうやせ尾根
奥にお坊山
スノーシュウの跡はここで消えた。さすがに、この岩をスノーシュウではクリヤーできなかったようです。それにしてもここまでスノーシュウを履きとおした気合に敬服したし、スノーシュウの威力も見せてもらった思いです。クラックの上に腕木のように出ている木を掴んで強引に上ってしまった。やせ尾根は傾斜も少なく歩きやすいが、斜面が広くなると急傾斜となり踏み跡も膝までの深さで、休む時間が多くなってきた。少し頑張ると、1590m峰の登山道に出た。歩きやすくなった道を2分で大谷が丸への分岐、更に8分の登りで滝子山の山頂に到着した。山頂には10人ほどの方が休憩、食事をしていた。富士山は一部しか見えませんが360度の展望は感激です。冷え込んだ事もあってすばらしい眺望に恵まれて、1時間の休憩をしてしまった。下山のコースをどうしようかと、思案いていた。あとから来た単独の方と話をしたら、東稜を登ってきたそうで、これから浜立尾根を下りるという話をされた。


浜立山
そこで、ご一緒に下りましょうと、話はまとまり、頂上をあとにした。ちょっとしたアップダウンのあと、南稜への分岐に着いた。浜立山には薄くなった一人の足跡だがかすかに付いていた。忠実に尾根をたどると浜立山につき、休憩をする。5分ほど下ると左の尾根に赤テープが付いていた。一応確認のため直進して見てから、テープの尾根尾根(1450m)に戻り、南に方向を変えた。1246m付近から注意深く降りると尾根は左右に分かれている。どちらも踏まれているようですが傾斜が緩そうな右の尾根を下った。アイゼンを外したのが早すぎた。最後の下りが、急でぬかるんだ斜面で何回も滑ってしまった。最後まで履いていたほうが良かった。登山道に出たあとは少しで橋を渡り舗装道路に出る。甲州街道沿いの造り酒屋笹一によって、ビールを飲んで電車の時間に合わせて笹子駅に向かった。マイナールートを歩いた満足と展望に感激した山行でした。