茂倉谷       平成17年9月1日

コース 取水口6:30 〜稜線14:00〜14:35茂倉岳14:50〜18:10取水口


下流部 両門の滝もどき

前夜、11時15分、石神井公園駅をでて関越自動車道で湯沢ICに向かう。平日のこの時間は車も少なく、スイスイと走り2時間弱でインターにつく。土樽駅で仮泊するつもりで行ってみるが,部屋には蛾がいっぱいで寝る雰囲気ではありません。結局、車の中に寝た。朝、茂倉新道から茂倉谷に沿って林道を取水施設まで行って駐車をする。左岸の踏み跡をしばらく進んで入渓した。30分ほどはゴーロ歩き、最初に3mナメ滝が出てくるがその後もゴーロになり、更に30分もすると小滝が現れてきた。右に3本続いて枝沢が入って、その先に磨かれた大岩の上を流れ落ちる滝が出てきた。左に小滝を持つ枝沢が入り、その先に流れが2分して両方に3mの滝が懸かる。一見、両門の滝のようである。右に2本枝沢が入り、その先に2段7m滝が出てきた。右から3m滝を持つ枝沢が落ちている。水量は少ないが勢いが良くしぶきとなって落ちている。右に4:1の枝沢が入る。その先の幅広3m滝は何本かの水流が勝手な方向に流れて裾を広げていた。この滝の上には2本連続してナメ滝があり、その正面には茂倉岳の稜線がはるか遠くに見えてきた。

源頭部付近の小滝

左に3mナメ滝を持つ枝沢が落ちている。その先の4mと5mは左を巻いた。ゴーロの間をぬうような小滝が続く。このあたりで振り返ると、今年、残雪の時に登った棒立山〜タカマタギ山の稜線が綺麗に見えた。横向き、樋状4m滝、cs滝を過ぎると左に1:2の枝沢が落ち合う。右に小さな枝沢が入り、その先は4mナメ滝となる。右から3mの1条滝を持つ枝沢が落ちている。5条が等間隔に流れる滝が現れた。傾斜の緩い5連30m滝が出てきてこの先しばらくは小滝が連続する。右に藪っぽい枝沢が入る、この枝沢の上流部には大きめの滝が見える。右に3:1の枝沢が入る。おそらく1500mの枝沢と思うが気圧の変化のためか高度計と50mのずれが出てきた。相変わらず小滝が連続する。右に6:1の枝沢が入る。茂倉避難小屋に出る沢のようである。この先、左に小さい枝沢が入ると4mの滝が出てくる、滝らしいものの最後です。その先に1:1の二俣が出てきた。右には4mほどのナメ滝が係っている。左のほうが沢床も低く歩きやすそうに見えたので左に進んだ。

谷川岳
茂倉岳より

詰め上げてから振り返ってみるとこの小滝の架かった沢が本流で茂倉岳の直下付近に伸びているようだ。左の沢はその先直ぐにネマガリダケの藪に覆われてしまう。しばらくは沢形に沿ってトンネルになっていたが、それも消えて一面ネマガリダケの藪に突入した。10m進んで休憩、この繰り返しでやっと稜線でた。そこは茂倉岳の北、1885mの鞍部でした。正面には笠ヶ岳、朝日岳が大きく見えた。茂倉岳まで登り、谷川岳〜万太郎山の稜線を真近に眺めながら靴の履き替えをした。去年、万太郎谷の詰めでバテた事を思い出していた。藪漕ぎで体力を使い果たしたためか下りのスピードもあがらず3時間半かかって車に戻った。出かける時に、どんなに遅くなっても6時には降りられるだろうといっていた、その時間になってしまった。永沢さんを越後湯沢の駅まで送ってから「駒子の湯」に行ってみると、定休日でした。駅まで戻り駅前の「江神温泉」に入って、隣の蕎麦屋で食事をしてから帰る。高速道路は順調に流れていた。茂倉谷はゴーロの中に小滝があるだけの沢で途中にランドマークになるところも無く、長く、単調な沢でした。