東黒沢 白髪門沢      平成17年10月16日

土合駅〜入渓6:35〜白髪門沢出合7:25〜タラタラノセン8:35〜1180m二俣
〜1240m二俣9:35〜11:00山頂11:20〜13:00東黒沢の橋


白髪門沢の出会
土合駅20:44着の最終で降りたのは一人だけ、改札口を出てみると、ビバーク組が6人ほどいた。奥の部屋に寝場所を確保して、外に出てみると本降りの雨です。明日に期待して、早々に寝る。部屋の中で夏用シュラフで十分、暖かでした。この時期になると虫もいなく、快適な夜でした。翌朝は曇っているが雨は大丈夫そうでしたので急いで仕度をして土合駅を後にした。土合橋手前の駐車場を通り抜け左岸を行き堰堤のうえで入渓した。ハナゲノ滝までは3週間前に遡行しているので問題なく到着する。水量は平水で、左を登り最後を左の巻き道を使って超えた。その先2個のナメ滝は傾斜も緩く、滝すべりに最適なところでキャニオニングの人が利用するらしい。白髪門沢の出会いで休憩をして、いよいよ、白髪門に入る。出会いのナメを過ぎると淵つきの4mナメ滝が出てくる。水に浸かると超えられそうだがここは左のテラスを行く。その先に2段5m滝は下段がトイ状、上段はナメで横向き滝となって右に曲がっている。ここも左を巻く。右にスラブの枝沢が落ちている。4mトイ状滝は右壁を直登する。


8m滝
間もなく8m滝が出てくる。右を登れるようだが左の巻き道を使って小さく巻く。滝上には3mのスラブ滝があるり、右の潅木を頼りに超えと、タラタラノセンの下部に出る。ヘビのようにくねっている。下部15m、上部15mあり、上部をタラタラノセンというらしい。下部は傾斜が緩やかなので登れる、上部は左巻き道を行きルンゼと枝沢をトラバースして小さな逆くの字滝の下に降りた。垂直4mに続き20mのナメとなり、その先に大岩が見える。ナメは左を登ったが上部は微妙なフリクションで超えた。大岩の左から基部を巻くようにして滝上に出た。前方が開けて白髪門の山頂らしきものが見えてきると、間もなく1180mの二俣に着いた。右俣には黒い3mナメ滝がかかっている。左俣は単純なナメです。ここで小休止をしてから左股を行く。ここから沢床が苔で黒っぽい色に変わってきた。前方にジジ岩がはっきりと見えてきた。日も差してきて紅葉が頂上に向かって色濃くなって岩場といいコントラストを見せてくれる。左に大き目の枝沢が入ると、その先、1249mの二俣に着いた。ここでしばらく迷ったが頂上直下に向かう、右俣を登る事にした。小滝が続くとやがて傾斜もまして階段状の滝のような岩場が続くようになってくる。僅かに滴り落ちていた水も1620m付近で水が涸れた。


タラタラノセン

4m滝と20mナメ
広かった岩場も狭まり草紅葉に中にたつようになり、振り返るとはるか下に土合が見える。ここで、腰を降ろして、この紅葉と景色を十分楽しむ。稜線では味わえない、遡行者の独占場でもある。足元が小笹の溝の変わると直ぐに登山道に出た。右に2mで山頂でした。案の定、山頂は10人を超す人たちで賑やかで落ち着ける雰囲気ではありません。一番端の方で、軽く食事を済ませて、新しく買った前後のピンソールを装着して、使い心地を試しながら下山をした。先月の下山は膝の痛みと縦走の疲れで2時間半かかったが今回は1時間40分で下りた。恒例の洗濯をして土合橋のバス停に行く。予定より早く下りられたので、新しくなったロープウエーに乗ってみようかとロープウエー駅まで歩いた。ところが、超混雑で乗る気にはなりません。丁度、臨時バスが来たので乗ってしまった。水上駅で荷物を置いて新しく出来た「ふれあい交流舘」の温泉に行ってみた。12分ほど温泉街を歩くと、入り口に足湯があり、お風呂は4〜5人で一杯になる小さな湯船です。新しいので綺麗です。ロッカーがやけに大きいのです。3人先客がいただけでゆっくり入ることが出来ました。昼の温泉街は殆ど人通りも無く寂しいものです。水上駅で昨日の駅弁をツマミに水割りを飲みながら電車を待つ。空いていた電車も発車の頃には座れなくなるくらいに混んで来た。

大岩

源頭部