蕎麦粒山(倉沢橋より鳥屋戸尾根、棒杭尾根下降)   平成17年2月6日

コース倉沢バス停8:00ー笙の岩山9:50ー11:30蕎麦粒山12:05ー棒杭尾根分岐12:55
ー倉沢林道終点13:40ー14:40倉沢バス停


倉沢橋奥に見える防護岩の左から登る
今回は蕎麦粒山に登ることより、気になっていた鳥屋戸尾根を歩くのが目的です。新しくマップを買ったら、以前は黒点線の登山道が赤点線に昇格している。へそ曲がりは倉沢橋から支尾根を登った。倉沢のバス停で下車して、倉沢橋を戻って橋の左の袂から登り始める。いきなりの急登ですが15分も頑張ると緩やかになり、東南に開けて所になる。東南に本仁田山、大岳山、鋸山、御前山、と続き、真後ろに六ツ石山が大きく見える。しばらく暗い植樹林を行くと左側が雑木林に変わり明るくなってくる。この辺りが925m付近らしい。ほんの少し下り、やせ尾根を渡る。直ぐに、また急な登りにが続くようになる。アシビの藪が邪魔になり歩きにくいが尾根を忠実につめる。迷うようなところも無く鳥屋戸の尾根に出る。ここまではまったく踏み跡もない静かな歩きが楽しめる。


笙の岩山
鳥屋戸尾根に出ると雪も多くなってきた。10分もトレースをたどると笙の岩山の標識が立っているところにつく。ここから小さなアップダウンが続く。途中一箇所東側が開けたところがあり、川乗山のいい姿が見える。しばらくは緩やかな自然林との境界部を歩く。リスが何匹も雪の上を走り回っていた。大きな雄鹿も飛び出してきてビックリする。やがて、スズタケの急登を登りきると従走路に出る。分岐には巡視路の看板に鳥屋戸尾根と手書きがされている。蕎麦粒山から3人のパーテーが降りてきた。昨日、一杯水避難小屋に泊まったそうです。ここから急登になるが、僅かで、蕎麦粒山の山頂に立つことができた。頂上には大岩が3個ほどある。


蕎麦粒山の山頂
山頂からは西の切り開きの向こうに、西武球場のドームが光って見える。その先はビル群が霞んでいる。昼食を作りながらしばらく眺望を楽しむ。大都会が真近に見えるのに、静寂な山頂です。縦走路に下り、仙元峠は巻いて、快適な巻き道を30分も歩くと棒杭尾根の分岐に着く。分岐には道標に手書きで倉沢と矢印が書かれている。広い切り開きの尾根で登山道の線が入ってないのが不思議なくらい良い道です。トレースもしっかりついていました。雑木林の明るい尾根道は雪が解けて滑りやすいが気分のいい道です。やがて植樹林になると傾斜も急にるなり、尾根の先端部近くで左に折れて山腹をほんの少し下ると倉沢林道の終点に出る。


棒杭尾根の下降点
標識に手書きで倉沢と書いてある
長尾谷に落ちる枝沢はすっかり凍りついています。まだ沢に時季は先のようです。地蔵橋で塩地谷の出合を、その下で魚止滝を眺めて、しばらくすると、左手に倉沢鍾乳洞の岸壁が出てくる。のんびりと林道を歩くと、倉沢のバス停に着いた。待ち時間にを沸かした熱いコーヒーがうまかった。川乗橋で一人飛び込みで乗った。まだ連れの2人がまだ来ないのでバスはしばらく待ってから発車した。乗り込んできたのは先ほど蕎麦粒山の下で会った3人組みでした。立ち寄り湯は「もえぎの湯」珍しく空いていた。