杓子山  平成17年1月30日

コース富士吉田駅ー不動の湯林道ゲート9:15ー大権首峠9:55ー10:45杓子山11:10ー12:00鹿留山12:30ー杓子山13:10ー西尾根ー向原峠分岐ー鉄塔の手前ー不動湯の林道14:45ー15:00不動湯ー富士吉田駅富士吉田駅


林道ゲート前 
工事のため更に先まで除雪されている
今回は10日前に撤退したルートをつなげる山行です。富士吉田駅からタクシーで不動の湯に行ってもらう、除雪されていて更に進めそうなのでゲートまで行ってもらった。やたらと慎重な運転手さんで愚痴を言いながら何とかゲートまで行ってもらった。(タクシー代2800円)2台の車が止まっている。先行者がいるようです。10日前に来た時には僅かな坪足の跡だけでしたが今回ははっきりとしたトレースがあり、先ずは一安心です。大権峠に出ると高座山からのルートにもトレースがありました。林道は更に奥まで伸びているが登山道は別れて右の尾根に取り付く、直ぐ先にはハングライダーのランデングバーンがある。雲ひとつない青空に富士山がきれいに裾を引いている。雑木の林の急登を詰めるとカヤトとなり展望が開けるとそこはもう、杓子山の頂上でした。3人の先客がいました。風も少なく天気予報に反して寒さもそれ程では有りません。


杓子山で
展望は期待通りで箱根連山から甲斐駒ケ岳まで邪魔物も無く、拝む事が出来る。展望を楽しみながらベンチでお汁粉を作って食べる。時間が予定より早いので。鹿留山まで足を伸ばす事にしと。木の薄いところからは甲武信岳から大菩薩、雁腹摺山方面が見え隠れする。3つほどのピークをアップダウンして立の塚峠への分岐につく。立の塚峠コースもしっかりと踏まれている。直進して、10分も行くと鹿留山です。大きなミズナラの木に標識が付けられているだけの平地です。この大木の下にシートを敷き昼食を済ませる。メニューはトリ鍋にお餅を入れた、雑煮鍋です。杓子山と違いとても静かで、雪もきれいな気がします。食事中は誰も訪れる事も有りませんでした。杓子山に引き返して、西尾根を下る、出だしに踏み跡があり、これはラッキーと、喜んだが10mも下ったところで消えてしまいました。動物の足跡だけが尾根筋についている。踏み出してみると軽く膝上まで潜ってしまう。


静かな鹿留山
ワカンを履くか迷ったが下りなので坪足で行くことにした。高度を30mほど下ると北側に、はっきりした尾根が現れてきた、地図で確認をして、向原峠に下りる尾根だろうと判断して、直進をしようとしたら何か硬いものにつまづいた。それが分岐の標識であることを、セカンドの人が発見した。急斜面を腰までもぐり、又藪をくぐりながら下る。やがて、なだらかな稜線に出る。傾斜がない分、進むのに体力がいる、かえって傾斜があると転げるように前に進むので楽です。尾根がやや右よりに曲がるところに黄色のテープがあった。この辺りから境界の見出し杭が出て来たり、立ち木にも赤ペンキが目に付くようになった。また、急斜面となり、一気に降りる。見覚えのある小さな岩の上まで来ると、10日前に自分がつけたワカンのあとが薄くなっているがはっきりと見えた。その後、誰にも踏まれる事の無い踏み跡を見て嬉しくなる。


鹿留山から杓子山向かう中間のピークより
杓子山に伸びる稜線、
後ろには南アのスカイライン
ここから、左の藪を下りて送電線の下の尾根に出た。なんと杓子山の頂上から1時間半弱でここまで来てしまった。一休みして尾根を15分下り、林道に飛び出した。15分の林道歩きで不動の湯に到着する。600円の入浴料を払い風呂に入る。霊泉を沸かしているようです。出てから気がついたのですが二つお風呂があり、手前に新しく作った皮膚病専用風呂あり、そこに入ってしまった。奥に普通の風呂があった。覗いてみたらタイル張りでちょっと広かった。風呂上りに、ビールで乾杯をしながらタクシーを待つ。ここからは下吉田の駅が一番近いそうです。便利なのは富士吉田駅との事、富士吉田まで乗車する。(迎車代750円を含めて2800円)ルートを繋げる、山行は見事に達成する事が出来た。