日原川 鷹ノ巣谷      平成17年9月4日

東日原バス停8:00〜出会8:35〜大滝10:00〜水ノ戸沢出合11:45〜
13:10鷹ノ巣山13:35〜稲村岩尾根〜東日15:15原バス停


くの字滝


一年ぶりに鷹ノ巣谷に行く。8時に東日原バス停に着く、民家の軒先には祭りの提灯が下がっている。一石神社の夏祭りのようです。中日原から下り、巳の戸橋を渡り、直ぐ左の仕事道から鷹ノ巣谷出会に下りる。この付近,伐採が行われたのか以前より明るくなった。沢仕度をしていたら同じバスで降りた若い男女ペアーが仕度を始めた。一足先に入渓する。最近の雨降りのためか、前回より水量が多い、古い木橋の下をくぐるとゴルジェになり3mが3個つ続く。いずれも直登する。右に巳の戸沢が4:1で入っている。壊れた石垣堰堤の先にの小滝は釜に入り超えた。石垣と小滝を過ぎると右に2本涸れ沢が入り続いてもう1本が正面に見えてくる。沢は左に曲がり小滝の先に堰堤が垂直滝となって落ちている。左に1:5の枝沢が入ると、綺麗な小滝が連続するようになる。右に8m1条の滝を持つ枝沢が落ちている。倒木が立てかかる3m滝を越えると、15m「くの字」滝になる。ここは右壁の残地ロープで越えた。右に3:2と水量のある枝沢が入ってくる。この付近まで若者二人が後に見えていたのですが以後見ることは無かった。


大滝


その先3m滝にもロープが残地されている。続く3m直滝は左を巻いた。左に水量の少ない枝沢がはいると、その先にもう1本、右に枝沢が入る。この枝沢の奥には2段滝が懸かっている。沢が右に曲がると大滝が見えてくる。ここは右を直登する。中間がテラスになっていて一息入れるのに好都合です。大滝の上は緩やかになり左に崩壊地を見て、更にワサビ田の跡地を過ぎると広場になって水ノ戸沢の出会いになっている。今回は水ノ戸沢に入る。ワサビ田跡の中に小滝が連続する。2段3m樋状滝はツッパリで越える。更に小滝が続き、右から小枝沢があわさる。1300m二俣の中間部には岩の隙間から勢い良く水が湧き出していた。水ノ補給をする。左沢は水が多い。右は直ぐに伏流となってしまう。こちらを行く、直ぐ右に涸れた枝沢が入る。1430mで二俣になる。左は狭く沢形がしっかりしている。右ののっぺりした方を行く。


水ノ戸沢、1300m二俣
中間部に清水が涌いている
右の涸沢を行く

しばらくは雑木の中、沢筋をを忠実に詰めるとやがてスズタケの藪になる。獣道を拾って進み、最後は10分ほど密集したスズタケを掻き分けて強引に登りきると鷹ノ巣山の山頂に飛び出した。丁度、10人ほどの団体さんが休んでいるところに出たため皆さんを驚かせてしまった。少し休憩をし沢靴にピンソールを装着してから岩村岩尾根を下る。ヒルメシクイのタワ付近からポツリポツリと雨が降り出してきたが気になるほどの雨ではない。稲村岩を下り終えた堰堤の上で靴の履き替えをした。この辺りから本降りになってきたので傘を差してバス停まで歩いた。バス停には8人ほど待っていた。丁度1時間の待ち時間があるので濡れたシャツを着替えてから近くの雑貨屋さんに行き、ビールを買い込み、飲みながら待つ。奥多摩駅には4時半頃着き、定番の「もえぎの湯」に立ち寄る。奥多摩駅に戻ってみると青梅付近が集中豪雨で電車が動きません。駅前の食堂で蕎麦を食べながら1時間ほど待つと青梅まで代替えバスが2台出た。超満員のバスで青梅まで出るとその先は動いていました。家に着いた頃からは自宅付近が豪雨で危うく床下浸水になりそうでした。記録的豪雨で沢の印象が薄くなってしまった。