タワ尾根 鈴坂丸       平成17年2月20日


コース東日原バス停9:10ー一石神社9:40ー一石山10:45ー金袋山11:45
ー鈴坂丸12:25ー1443m13:10往路下山ー14:50東日原バス停


一石神社
この裏の斜面を登る
今年の初山行で酉谷山に行った。そのときタワ尾根を登ってきた人がいて、その尾根が気になりだした。金袋山、ウトウの頭、大京のクビレ、という名前にも興味をそそられる。今回はこの尾根を行かれるところまで進んでみる事にした。東日原のバス停で下りた。小雨が降っているので雨具とスパッツを着けて鍾乳洞に向かって歩く。稲村岩が雨にかすみ、幻想的に見える。鍾乳洞の手前にある、一石神社から尾根に向かう。神社の裏手に薄い踏み跡があるので登りだすと、直ぐに金袋山、ミズナラと書かれた標識が出てきた。ミズナラとは何処の事をさすのか全く、分からないが取りあえず方向に間違えはなさそうだ。雨で緩んだ雪と急斜面のためアイゼンを履いた。右側の沢の工事用道を登ったが途中で消えたのでそのままジグザグと登ると、山道らしいところに出た。所々に石段も見られる。気温が高く暑いので雨具は上下とも脱いでしまう。斜面を登りきったところにベンチがあり標識が立っている。標識の鍾乳洞方面に進み、しばらく行くと、直登する尾根道が通行止めになっている。


鈴坂丸
左の巻き道らしき方向に一石山と案内されている。ここはかまわず、直登すると、立派な階段が出てきた。もう少し上にも階段が見えるがこの部分が道が落ちていた。このために通行止めになっているようだ。帰りは巻き道を使った。直登の方がかなり近い。登りきると一石山です。ここで、鍾乳洞より登ってきた足跡が現れて、先行者がいるようでビックリする。マイナー尾根と思ってきたのですが、物好きはいるようです。お陰で、安心して歩けてありがたい。しばらくすると右が自然林で左が良く手入れのされた植樹林の境目を登る。先には先行者が見えてきた。やがて、平坦な窪地に出た。この右手にミズナラの巨木があり、出だしの標識に書かれていた「ミズナラ」の案内はこの大木の事らしい。先行者がそこに寄って写真を撮っていたので分かったが、もし一人なら見過ごしていた。ここは右から支尾根が入り込み右の尾根の方向にもテープが付いている。巨木の写真をとって少し戻り、左の尾根を登る。雪も深くなってきた。人形山の標識は無いが先行者の方は何回か来ているそうで、ここがそうだと教えてくれた。


この尾根は自然林の巨木が多い
美林の尾根です
ここで先行者を抜かして先に行く。テープも付いている上に、なんとなく雪に窪みがついているのでルートはわかりやすい。やがて、水源巡視路を横切りスズタケの生えた尾根に直進する。広い平地に出ると、木に金袋山のプレートが付けられていた。雨は止んだが今度は濃霧で周りは何も見えません。緩い傾斜の道を行くと、再び、平地に出た。平地の奥に鈴坂丸のプレートを見つけた。ここでおにぎりを食べてこのあとの行動を思案する。取りあえず1時まで進み、引き返すことにして歩き出すと、今度は霰が降ってきた。藪の中を少し下り、倒木帯を超えるが、雪はますます深くなり、股まで埋まってしまう。雨具を脱いでしまったので股の辺から濡れてきてしまった。やがて、登り返しになり小ピークまでで引き返した。下りは雪でも楽チンです。追い抜いた二人連れは金袋山で引き返していた。安全のためアイゼンを履いて降りる。一石山からは今朝の直登コースはやめてジグザグの遠回り道を下りる。神社裏の急斜面の雪はすっかり解けてしまい、ぬかるみの道となっていた。車道に下りて、バス時間を調べると、走れば間に合いそうなので急いでアイゼンを脱ぎ、ぶら下げて走った。バス停の前で朝の二人ずれに追いつき、一緒に走る。ぴったり発車時間に到着する。例によってもえぎの湯に寄る。天候が悪いためか日曜日なのに空いていた。