酉谷山(東谷林道口)   平成17年1月23日(日)

コース東谷林道入り口8;40ー9;45林道終点10;00ー1100m付近12;10ー撤退ー
14;40観光釣センターー白久温泉、みやこ旅館ー白久駅


東谷林道終点でクイナ沢を渡る
先々週、登った酉谷山に今度は秩父側から行くことにした。秩父西武駅からタクシーで大血川渓流釣センターの先、東谷林道の入り口まで行ってもらう。(タクシー代6500円くらい)もし林道にトレースが無いときは場所を変更する事も考えていた。林道を覗きに行ってみると、幾つかの踏み跡があるので予定通り酉谷山に向かうことにする。橋の上は凍りついている。それぞれ足回りの仕度をして歩き出す。坪足の跡を拾いながら行くが人の歩幅と合わせると歩きにくいもので、外して歩いてみるが表面は硬く中が柔らく、モナカ状です。何度も、足が取られてしまう。左に炭焼き小屋(東大の演習用の施設のようです)があり、そこから先は足跡が完全に消えた。何とか林道の終点までたどり着き、ワカンをつけた。


急登を行く
直ぐ先でトラバース道が雪ではっきりしないがその先の尾根には道跡が確認できる。ワカンを付けての、斜面の蹴り込みはなかなかうまく行かない。慎重にトラバースして、はっきりした山道に出る。あとはジグザグに斜面を切るように登るが滑り落ちそうで、気を使う歩きとなる。やがて主尾根を乗越してヒノキ植樹帯を巻くように下降し始めた。ここで道を誤った感じがしたので尾根まで戻り道の確認をした。尾根上には赤テープも付けられていてここまでは間違えないと確信する。尾根を直登すると岸壁が邪魔をしているが偵察に行ってみる。岩場の切れ目をクリヤーできるが道跡らしくない。引き返してもう一度ヒノキの樹林帯に戻り、下降しないで、直登をして植樹帯の切れ目までいってみた。その先は雑木林で歩きやすい感じもする。しかし、はっきりした道跡は見えない。もう少し上がってみるとはっきりすると思うが後続隊は登るのを躊躇している様子、だいぶここで時間を費やしてしまった。


撤退地点 ヒノキ林と雑木林の境
これ以上進むことを諦めて、緩やかな斜面で昼食をとり、下降した。林道終点から2時間あまりかけて登ったところを30分で降りてしまった。急に消えてしまった道は何処に行ったのか、非常に気になる撤退だった。林道から登った尾根を確かめながら歩くが納得がいかない。無雪期に確かめ来ると言う、宿題を残して下山した。観光釣センターの公衆電話からタクシーを依頼した。冬季休業中ですが電話は使用できました。携帯が圏外だったので大変助かりました。帰りの立ち寄り湯はタクシーの運転手さんの計らいで白久温泉、みやこ旅館に寄った。「将門の隠し湯」と言われているそうで、畑の中には似つかわしくないような立派な旅館と展望風呂でした(入浴料800円)。思わぬ、掘り出し物の風呂で、得をした気分です。白久駅まで歩く、雪がちらちらと舞ってきたが風呂上りで寒くはない。10分ほどで駅に着く。駅の脇の雑貨屋さんでアルコールを調達して、電車に飛び乗る。