東黒沢ー金山沢ー武能倉沢        平成18年9月3日

土合駅6;00〜入渓〜6:45白毛門沢出会7:00〜金山沢出会8;10〜コル10:30
〜武能倉沢下降〜1110m二俣12;20〜13;25宝川出会13;55〜15;30宝川温泉


極端に水の少ない
ハナゲノ滝
また、また、前日、永沢さんからの電話によるお誘いで出かけた。その日の夜、水上駅に最終便までに集合することにした。水上駅に11;58に会うことが出来た。タクシーで土合駅まで移動(タクシー代3600円)して仮眠をする。駅前には7〜8台の車が止まっていた。駅舎には2人がお休みで、静かにシュラフにもぐり込んだ。寒くはなかったが、頭の付近をネズミが通りすぎるらしく、物音が気になる一夜でした。翌朝、6:00に出発する土合の駐車場から東黒沢を渡り、白毛門岳への登山道を少し行き、道が左に登るところから踏み跡を歩いた。いつも左岸道を使っていたがこちらも良く踏まれている。道が不明瞭になったところで沢に入る。水が少なくないのと、流木が多いのびっくりする。
ハナゲノ滝も水量が少ないのでどこでも登れそうです。途中で水線を渡り、左岸のナメを登った。白毛門沢の出会で休憩していたら単独者が白毛門沢に入っていった。谷川のきれいなナメも水が少ないためか、雪が多かったからか表面に砂が付き、薄汚れている。足裏の感触も悪く残念です。普通ならプールのような釜も貧弱です。ゴルジェの瀞は水中の足場が見えていてヘツリは楽です。右に赤沢山に伸びる枝沢が入ると、まもなく、950mで金山沢の出会いになる。藪がかぶった貧弱な沢に見える。

金山沢
最初の滝

金山沢
ナメの廊下
休憩の後、金山沢に入る、藪沢かと心配したが、すぐに藪が切れてナメの小滝が出てきて安心する。ナメ床と小滝と思いのほかいい感じです。岩は赤黒いものが多くなる。1040mで左に枝沢が2段のスラブ滝を架けて落ちている。右に行くとすぐに、4mの黒い滝が出てきた。左から巻いた。沢は狭くなり、大岩が塞いでいるところを通過する。この付近大岩に1〜2本の木が生えるものが目立った。一旦伏流となるがすぐに復活する。1230m付近で紛らわしい枝沢が出てきて地形図の確認をする。1250mの奥の二俣はその先でした。右俣に入る、藪はないが浮石が多く、ボサが邪魔です。1265m付近で緩やかになるが、やがて傾斜も急になってきて3mの水の涸れたハング滝を最後に滝はなくなった。枝沢が2本ほど出てくるが一番歩きやすそうな左をえらんで進んだ。


金山沢
大岩地帯

乗越し手前で
振り返ると天神平
沢形が消えてブッシュに突入するが獣道を拾い進むとまもなく、鞍部らしきところに出た。平坦な笹とブナの大木が立つところを鞍部と決めた。やや南西向かって平坦な笹薮をしばらく下るとはっきりとした沢形が出てくるようになった。平坦で方向を誤りそうな場所でした。1300m付近で右からの枝沢と合うと水が流れるようになって休憩をする。水が少なく水溜りが飛び飛びなっている。ブッシュが被いかぶるようになり歩きにくいところが続く。1110mで右、左と枝沢が合うと水量が急に増えてきて沢も開けてきた。ゴーロになって、滝も3mくらいが出てくるようになった。1000m付近の大岩の滝上から右岸の巻き道を使ってくだる、上からは大岩の間にいくつかの滝と釜が見られた。出会手前で踏み後が消えてしまい、スラブ岩の上をを回りこむよう進んでみた。先に進める心配でしたがトラロープが残地されて助かる。残地があってもいやらしいところで、その先草付きを滑り落ちるようにして宝川に降り立った。ここがこの山行で一番緊張した。


武能倉沢
宝川出会の滝

宝川林道
ゲートです
宝川で、永沢さんが竿を出して、ちょっと遊んでから左岸に渡り踏み後を拾うと、はっきりとした作業道が林道の終点に出た。長い林道を歩き、ゲートに到着した。ここから、宝川温泉までが思いのほか長く感じた。15;30到着、温泉バス停で、時間表を見たら、10分前に出た後でした。次のバスまで2時間ほどあるのでのんびりと露天風呂に浸かり、汗を流して、バス停で下山の乾杯をしながらバスを待った。(風呂代、1000円)日帰りの風呂は3箇所の大きな、混浴露天風呂でです。洗い場はない。意外と若い女性も混浴の露天に入っていました。