源次郎岳      平成18年2月5日

勝沼ぶどう郷駅〜(タクシー)中原集落の最奥8:05〜900m二俣8:55〜1050m二俣9:55〜12:00牛奥峠12:45〜源次郎岳
13:20〜キリガ尾根分岐14:05〜15:35集落の最奥〜(タクシー)天空の湯〜(タクシー)勝沼ぶどう郷駅


氷結した4m滝
7時45分に勝沼の駅到着して外に出ると、特徴的な五丈岩を持つ金峰山が目に飛び込んできた。その山頂は思いのほか雪が少なく意外であった。すでに来ていた永沢さんとタクシーで勝沼ゴルフ場の北側、鬢櫛川を越えて中原地区の一番奥の民家のところまで行ってもらった。(タクシー代1140円)支度を済ませて、鬢櫛川を眺めながら林道を進む、左岸に移り少し行くと林道は沢から離れて上に伸びてゆくのでここから入渓した。永沢さんがアイゼンを付けて行くというのでここで装着した。踏み跡もかすかではあるが見られる。水は少なく両岸は凍っているが氷の上に乗れそうにない。藪も薄くすっきりとした沢筋をいくつかの堰堤を高巻きながら進む。永沢さんがすぐに離れてしまう、どうもアイゼンでは歩きにくいようですぐに取り外す。私は付けたまま行くことにした。20分もすると900mの二俣に着く、この辺から沢全体が氷結してくるようになった。


奥の二俣を過ぎたナメ
右岸にしっかりとした踏み跡が出てくるようになった。沢が盛り上がった、白い廊下のように見え、見慣れた沢とは一味違う光景を見せてくれる。氷の下はきれいなナメと思われるところは氷のうえを歩きたくなってしまうが勇気がいる。4mの全面氷結した滝がでてきたが滝らしいものはこれひとつでした。やがて左の斜面が伐採されたところになって、終わると、1050mの奥の二俣になる。左俣を詰める予定でしたが伐採地の縁を歩くようになりそうで右の本流を牛奥峠に詰めることに変更した。急に水量が減って藪が多くなってきた。アイゼンを付けると、氷の上も歩けるようになってこのまま進めると藪から逃れることができそうですが、水が涸れると藪と格闘になってしまった。急に傾斜の緩やかな尾根に出て、ほんの僅かで登山道に出た。なんと反対側には立派な林道が尾根筋まで来ているのにはびっくりする。地形図を確認すると日川の谷から登った林道はこの先で尾根を乗り越しているではないかちょっと興ざめでした。


源次郎岳の山頂
牛奥峠には山ノ神が祭られていて昔は日川との交流に使われていた道を物語っている。広々とした尾根は見事な雑木林で神々しさを感じるところです。ふかふか落ち葉の平坦地を見つけて昼食の休憩をとる。木の間より先週登った、大高蔵丸を見つけた。尾根の東をを巻くようにして北上すると源次郎岳への分岐に出た。山頂まで15分と書かれていた。右側が切れ落ちたやせ尾根をアップダウンする。途中、見事な富士山が拝めるところがあった。源次郎岳は広い山頂で一番、東端に標識が立っている。雑木に囲まれて展望は望めないが雰囲気がいい、落ち着けるところです。恩若ノ峰の案内版にしたがって下山をする。1250mの鞍部まで、凍った斜面に落ち葉が乗った急斜面で、気を使って下りるのですが樹間から金峰山、八ヶ岳、南アのスカイラインが時々見えるので、そちらも気になって足元が怪しくなってしまう。
 

下山の伐採地から
源次郎を見る
松の後ろが山頂
北洞沢の源頭部で恩若ノ峰への尾根とキリガ尾根と分かれる。キリガ尾根は仕事道の札がついたロープが張られているが失礼して尾根に入る。刈払いのされたいい道が続くと、やがて左側が伐採されたところにでて、振り返ると鬢櫛の沢筋と源次郎岳が良く見える。950mの付近で南西に尾根を変えてその後は左よりの尾根を拾うようにして下りたら突然、林道の終点に出てしまった。どこに下りたのか良くわからなかったが、どうも、別荘地の中の道で、上部は廃屋になったりしていた。下り切ってみると、そこは、今朝タクシーで下りたところで偶然、ドンピシャで出だしに戻ってきたのです。タクシーを呼んで天空の湯に(タクシー代1140円、風呂代600円)立ち寄る、露天風呂から夕日の沈む間際の南アに見とれてしまった。タクシーから星空を眺めて勝沼ぶどう郷駅に、朝出るときも星を眺めて駅に行ったので一日を十二分に使ったことに妙に感心してしまった。(お風呂から駅タクシー代660円)