和名倉山 二瀬尾根           平成18年6月4日   

コース埼大山寮4:40〜反射板跡6:50〜7:40小屋跡7:55〜8:55和名倉山展望台9:10〜笹ッ場〜9:35二瀬尾根分岐9:55〜10:10山頂10:20〜千代の休場10:50〜展望台11:25〜小屋跡12;10〜13:45埼大山寮


吊橋を渡る
以前からの念願のコースに,二瀬尾根を登って和名倉山へがありました。土曜日の5時仕事を終了して、出かける。横瀬の武甲温泉によって、秩父湖畔の埼大山寮の空き地で仮眠をした。深夜に学生たちが出てきて大騒ぎしたのには閉口した。寮の駐車場に停めたのが悪かったのです。4時半に車を離れて、下の湖畔道路に下り、吊り橋を渡る、霧が立ち込めて二瀬尾根の方向は雲の中です。橋を渡ると右は通行止め、左は行き止まりの標識が立っているが左に行くと、すぐに植林帯の暗い道になり、200mも行き、まっすぐの道と分かれて、右に斜上する道を登った。急斜面を電光形に登ると尾根に出て、秩父湖が木陰にみえてきた。ここからまた、巻くように左の斜面を登ると雑木林との境界尾根に出て、初めて明るくなってきた。急登の尾根には小さなピークが2個ある。途中に針金を跨ぐところが有って注意しないと怪我をしそうです。雑木林に変わり急登を登りきると1330mで平地に出る。ここには反射板があったのですが撤去されて、松の幼木が植えられていました。つい最近の仕事のようです。目安がひとつなくなってしまった。秩父湖の眺めも霧で何も見えず、このコースで展望のある少ないポイントですが残念でした。寂しく朝食を食べた。


反射板の跡
見えませんが植林されてます

小屋跡の車輪とレール
ここからは、軌道敷の跡の平行道になって歩きやすい、山ノ神の尾根への下降点らしきマークがある付近から藪が被うところが出てくる。これも、すぐに消えてしまう。やがて、ワイヤーが何本か出てくると、右に回りこむようになって、軌道の残骸が沢山、放置されたところになる。すぐに崩壊した小屋に着いた。生活臭のするごみの山はなるべく見ないように、さっと通り過ぎる。平行道はそのまま先に伸びているが、ここから右のガレ沢を行く。10mも登ると水が流れ出して、登りに備えて休憩には最適なところです。この先水場はありませんた、忘れずに、補給をして行きましょう。


小屋跡の水場パイプから
給水中

展望台から
和名倉山
いよいよ、急登の始まりです。ガレ沢、泥付き斜面が終わると笹薮のトンネルが待っていました。背丈を越える藪ではあるが、道は良く踏まれ、迷うことはない。
ルートファイする、わずらわしさがない分、楽かもしれない。藪を抜けると、石楠花の道に変わり、間もなく、展望台に着く。和名倉山は見えるものの、雲取山方向は雲に覆われてしまって、見えませんでした。少し先に、テン場に使ったようなところが出てきて、しばらくすると、道は左を巻くように付けられていた。急に明るく開けた草原の斜面に出た、笹ッ場と呼ばれるところらしい、斜面の下部はテン場に良さそうなところです。すぐに、平坦な鞍部にでるが、ここが北のタルかと思われる。コメツガ、シラビソの原生林はいかにも奥秩父を感じさせてくれる。ほとんど平坦な道は明るく、快適です。やがてダケカンバの林に変わると仙波からの道と合う。


笹ッ場

二瀬分岐手前の
原生林
ここまで誰にも合うことがなかったが、急に人の声が聞こえてきた。前に8人ほどのグループが見えてきた。千代の休場でこの人たちは休憩するようなので、先に行かせてもらう。山火事の跡を過ぎて原生林に入ると、3人にすれ違う。間もなく、和名倉山の山頂です。ここでも先客が1人いた。不遇な山とは言いがたい、人気の山となっているようです。記念写真を撮り早々に、下山、千代の休場で、食事休憩をした。ここまで、展望がなかったが、やっと、南の山並みが見られた。富士山もはっきりと見えるので、大休止をしてしまった。休憩中も何人かが登ってきて、にぎやかなことです。二瀬分岐からは、また、静かな一人旅に、このコースを選んでよかったと、微笑みながら、歩くのでした。

山頂