小川谷 カロー川谷      平成18年7月27日

コース 日原鍾乳洞バス停8:35〜9:00かろう橋9:20〜大滝下11:55〜
13:40登山道14:05〜一杯水小屋14:30〜16:00東日原バス停


入渓、まもなく現われた、
釜とナメ、いい感じ
今年は梅雨がなかなか明けません。日差しを見ることが少ない日が続いてます。今日も曇り空のようですが雨が降らないことを祈って出かける。日原鍾乳洞行きのバスには川乗橋で下りた若者3名と鍾乳洞に来たらしい親子がと、私だけでした。鍾乳洞はひっそりとしてお客さんは居ません、おじさんが清掃中でした。今月の初めに来たとき立て看板があって通行止めだった小川谷林道は開いていました。岸壁には岩タバコの花が咲いていたり、コウゾの赤い実があったりして、朝のさわやかな空気を感じながら歩くと、何か得をしたような気分になります。最初の小橋がかろう橋で、漢字でなくひらがなでかかれてました。沢靴に替えて、しばらく沢沿いの仕事道を行ってから入渓しました。ちょっと薄暗い谷はすぐに3mナメ滝と、やや大きめの釜を持つ3m樋状滝と出てきて期待できそうな感じです。小釜、にナメが交互すると、その先に3mナメ滝が勢い良く噴出し、ゴルジェの入り口となっている。右から3個の滝を一緒に巻いた。2mと4m滝を持つ、杓子窪が右に落ちてくる。


煙窪の滝

F2、滝口に木橋が
かかっている
沢は左に曲がり小釜をいくつか超えると、右に煙窪が12mほどの滝で落ちている。少ない水が煙のように見えるのでしょうか。今日はガスがかかって本当に煙っています。3mナメ滝に続き、ナイアガラ風のきれいな滝の石積堰堤が出てきた。しばらく穏やかな沢を行くとF2、7m滝が見えてきた、釜には流木、見上げた滝口には木橋が見えて、興ざめする。左から巻き、滝口の木橋を渡って左岸へ、その上のF3、6mも一緒に巻いた。左右から、枝沢が入る。左の枝沢はワサビ田の跡らしき石垣が見られる。すぐ先で仕事道の木橋がかかるところとなる。左の小沢にも木橋がかかり2本つながっている。このアタリに小屋跡があるようだが見落としてしまった。


F3、仕事道から見る

大滝jの上部
2個、木橋が出てくる。流木が多いので、その先は右岸の仕事道をしばらく行き沢に下りた。石積堰堤を過ぎると、沢は2本の流れとなって、最初、枝沢が入っているかと思ったがすぐに一つになってしまった。左に大タツノ窪が出会い、その先すぐに、滝前窪が落ち合うと正面の奥に大滝が見えてきた。滝下で滝見物、水量こそ少ないが30mを垂直に落下すると、それなりに水しぶきも飛んでくる。しばらく見物して、巻き道を探す。右に踏み跡か、獣道かはっきりと跡があるが上部は岸壁が立っている。ここは左の斜面を這い上がり滝口の高さで右にトラバースして超えた。ちょっと怪しいところもあるが潅木が適度にあり10分で滝上に下りられた。


スラブ8mの滝
ほんの少し水が流れてます
大滝を越えると、1:1の二俣になる。右俣に入ると間もなく右に小沢が入ってきた、水が減ったので水取をする。その先で3mの涸れ滝が出てきた。これを超えたら、スラブの幅広滝8mが出てきた。水は僅か流れていて急傾斜です。右に小沢がはクラックに一筋の8m滝が垂直になって落ちている。まづ、水線の右に取り付いたが中段にホールドがなく、諦めて、左の壁に挑戦した。こちらも中間で岩が立っていて諦めた。結局、左の斜面から小尾根に登って超えたが簡単に超えられてしまった。下から見るより傾斜も少なく木の根のホールドがあった。沢に下りようと思ったら、雨が降り出してきて、そのまま尾根を詰めた。はっきりとしたスズタケの獣道は人が通るにも十分だった。雨もや見そうもなく、ガスも濃くなったようだ。アタリは薄暗くなってしまった。ハンギョウ尾根を下降しようと思っていたが、ヨコスズ尾根を下ることにした。一杯水小屋に寄ってみると早々と泊まりを決めたの単独者がいた。雲取から縦走して来たそうです。バスの時間には十分あるので、ばらく話し込んでから東日原バス停に下りたが、途中から急に暗くなり激しい雨となってしまった。。