河内川 塩沢 不老沢カシキノ沢    平成18年3月16日

新松田駅8;10〜宮原入口8:40〜塩沢集落〜9:40入渓10:00〜カシノキ沢出会11:05〜813m下部12:45
〜643m〜山北町立オートキャンプ場14;20〜宮原入口〜谷峨駅


宮原入口で下りた
今期、初の沢山行です。ネットでちょっと紹介されているがほとんど記録のない沢です。新松田の駅を8:10に出るバスに乗って、宮原入口のバス停で下りた。すぐ先には道の駅「山北」があった。バス停前が塩沢の出会いで河内川を渡ると右側には山北町立のオートキャンプ場が見える。塩沢に沿って歩くと塩沢の集落に出る。民家の脇で炭焼きをしていたり、いのししが小屋の中にいたりする。タイムスリップしたような風景のところだ。最奥の民家の間から沢筋の仕事道で不老沢に入る、、ガードレールで作った簡易の橋を渡る。右に突然滝が現れる、30mほどの垂直のスラブ滝はなかなか美しいく「不老の滝」と云うらしい。左の荒地に枝沢が入る、その奥には石垣の積まれた棚田があり、今はススキや雑草に占領されている。そこで、沢支度に替えて入渓すると、すぐに堰堤が出てきた。まもなく、15mの一条滝を持つ枝沢が入る、その先に似たような1条6m滝があった。

シイタケらしきものを収穫する。帰ってから、焼いて食べてみた、美味だった。

不老の滝

カシノキ沢出会の
手前枝沢の滝、3段15m
間もなく、右にはっきりした枝沢が入り、奥には3段15mの滝が見える。ネットの人がカシノキ沢と間違えた沢です。右に大きな崩壊地を見送るとカシノキ沢の出会いとなった。中央に大きい岩が座っていて、ほぼ1:1の水量です。ここまで平凡な歩きだった、この先いくつか、滝が出てくると書かれていたので、楽しみにしながら歩くが1〜2mの滝というより、ただの段差は出てきただけ。不老沢を遡行している可能性も視野において歩く。左に一筋の滝を見ると、石積の堰堤が2個連続して出てきた。その先で左に3mナメ滝の枝沢(1:4)が落ちる。すぐに右に黒いスラブの4mが入ってくると560mの二俣になった。ここまで滝らしきものは無し、ここで昼食をとりながら現地確認をしなおしてみる。送電線をくぐった後のことを考えるとカシノキ沢と思い込むことと決めた。

石積みの堰堤が2個続く

こんな小滝があるだけ
今にも雨が降り出しそうな雲行き、天気予報でも午後から雨になるといっていたことも考えて、右沢を取って650mの枝沢を813mのピークを目指すことにしたて午後の歩きを開始する。右に入るとすぐに右に枯れ沢が入る、水は一旦消えるがその先で僅かな流れを見せる、2m小滝を過ぎ、はっきりとした650mの枝沢が出てきたので右に進んだ。左にもろそうな岩の滝が出てきた。5mの幅広で黒く、うっすらと湿った感じのスラブに中央に一筋の水流が見られた。ここで完全に水はなくなり後は沢筋のザレを詰めて行くと、かすかなふみ後の水平道に出た。818mの巻き道と思い右に進んでみると、カシノキ沢に向かって下降しだしたので、戻って尾根を詰める、背丈を越すスズタケの獣トンネルを少しだけ、こなすと尾根筋に出た。

鉄塔のしたから
大野山を見る
植林と雑木の境の尾根でしっかりと仕事道があり、境界杭もあるのでそれに沿って下る。750m付近で東の尾根に乗る、この付近から仕事道が錯綜しているので磁石を頼りに東へと進んだ。643mを過ぎ少し行ってから南に向かい植林内を急下降と鉄塔14番に飛び出した。そのまままっすぐに南下して行くと右下に滝が2個見えてきた。コマノ沢の滝と思われる。覗き込んでから更に下ると堰堤に出た、正面に伸びる小沢には堰堤が連続しているのが見える。一旦、枝沢に下りて20mも下降すると、堰堤の上から続く仕事道に出た、、これを使って小尾根を巻くと、すぐ下にキャンプ場の建物が見えてきたので、藪を潜ってキャンプ場に出た。キャンプ場内に流れるコマノ沢を覗く、雨も降り出してきたがもうバスに乗るだけ、50分バス停で着替えをしながら待って谷峨駅に出て、電車に乗り込んだ。立ち寄り湯は鶴巻温泉「弘法の湯」平日は800円、ガラガラだった。

この建物の裏に下りた