毛無岩      平成18年2月19日

コース 道場7:30〜相沢乗越9:15〜巻き道分岐〜9:55毛無岩11:00〜相沢乗越12:00〜13:45道場


ナメ滝

奥多摩のタワ尾根に行く予定でしたが、急に西上州の山に行きたくなった。3時半にトイレに起きたついでに昭文社のエアリアマップだけもって車に乗った。下仁田に5時少し過ぎた時間に着いた気がする、まだ暗く、道の駅で休憩をしながら星空を眺める。明るくなるのを待って、南牧川に沿って走る、ところどころ道幅が狭くなり、対向車を気にしながら通過する。羽沢集落で生涯学習センターの建つ、橋を渡ってすぐ、線ヶ滝への標識に従って右に曲がった。その先、立派なお寺が見えてきて、その裏で右の道に入って、小倉道場公民館の脇に止めさせてもらい出発する。下河原橋を渡り道は左右に分かれている、案内らしきものはない。右の坂道を登って行くと、小さな神社が出てきた。河原に橋が見えるがこれが尾根道へつながるようだ。そのまま直進すると、水道用の施設があって、そこで舗装が切れた。林道を5分も行くと終点となって車が置けるスペースもあった。初めて標識が出てきた、ここで今日行くところは毛無山ではなく毛無岩ということを知った。毛無山と思い込んでいたのだ。



北立岩


造林小屋
堰堤を巻くように左斜面を登り、沢筋に下りたら、20cmくらいの山女が無防備に泳いでいた。堰堤と堰堤の間に取り残されてしまったのかな。一旦、左岸に渡り、右岸にわたり返すと、正面にきれいなナメ滝が見えてきた。これを高巻くトラバース道は落ち葉の凍った怪しい道で、右側は80mの急斜面、慎重にならざるを得ない。巻き終えて河原に出ると左手に北立岩が光って見えた。沢は伐採木で埋め尽くされている。杉林をしばらく行くと造林小屋が出てきて、そこから、に毛無岩が正面に見えるようになった。沢筋の道には、小さな氷漠があったり、小鳥の鳴き声、小ゲラのドラミングの音が聞こえたりして、時々足を止めてしまう。杉林も終わり、雑木林になると急登になってくるが、落ち葉の明るい道は気持ちよいものです。経塚山からの稜線、相沢越に出ると広く、反対側方向に相沢と書かれているが踏み跡はない様だ。右に黒滝山不動寺と書かれていて、毛無岩は前橋山遊会の手書きがあるだけです。


相沢乗越

尾根筋ピークからの
毛無岩
巻くように、僅か進むと、また標識が出てくるがここにも毛無岩の文字はなっかた。帰りに気がついたのですが何もかかれてない板の裏に毛無岩「上級者コース」と書いてあった。なぜか毛無岩には行かせたくないようだ。ここは巻き道を見送り、尾根に向かう踏み跡を行った。稜線は良く踏まれた道でピークからは毛無岩がそそり立って待ち構えている。頂上の一本松がシンボルマークのように見えた。2個目のピークを下りた先はやせ尾根が続く、最後の直登部分は幅50cmで、右側は僅かな潅木の下が300mの断崖です。左も急斜面ですが潅木が生えていて、気持ち、左よりに登ったが、下を見ると足が止まってしまいそうで手元だけを見ながら登りきった。シンボルのように見えた松の木に山名板が巻かれてあった。本当の山頂はその先の露岩上に棒が立っていた。暖かく、無風の頂上からは360度のすばらしい展望、タワ尾根を止めて来た甲斐があった。この時期、高い山は冠雪で同定するのが楽ですが近場の岩山は似たようなものが多く、良くわからない。


頂上直下のやせ尾根

立岩と八ヶ岳
浅間山、荒船山、八ヶ岳、妙義山が目立つ、いくら居ても切がないので下山をする。反対側に下りて尾根道を下ろうと急斜面の凍ったところを藪に捕まりながら、やっと下りたが更にピークが出てきて巻き道まで到達しないで戻ってきてしまった。帰ってきて調べたらもう少し行くと、巻き道にでたようで、下調べをして置けばよかったと反省する。再び頂上で一休みして、往路を戻って、巻き道の分岐からを尾根下降の分岐に行こうと進んでみたがしばらくして踏み跡が消えた、どうなっているのだろう。諦めて、往路の沢道を下った。不用意に落ち葉を踏むと下が凍っていて良くすべる。何回も尻餅をつきそうにな利ながら下った。時間も早いので帰りには線ヶ滝を見物し、その奥の立岩、荒船山の登山口を確認して帰った。西上州はこの時期登るのが良いので近いうち立岩にも来たいと思う。

線ヶ滝