滝川 曲沢     平成18年6月1日

コース山薊橋4:30〜吊り橋4:45〜出会下降点5:40〜6:05出会6:35〜小屋跡7:50〜
1270m二俣9:00〜1590m二俣10:20〜11:25登山道12:00〜小屋跡14:35〜15:50山薊橋


吊り橋

3週間ぶりの山行です。ケガで東北への沢と釣の山行を断念した。キップを無駄にしないために氷見へ魚を食べに行き、ついでに金沢で観光とすっかり、お気楽モードに入ってしまった。栃本のバス停で少し仮眠して山薊橋の先から滝川に下りると、立派な水平道にでるので、右に行くとすぐ、下に降りる道がある。下りたところで吊り橋を渡る。新しく修理されていて安心して渡れる。ここから急登となるがアルミ梯子が付けられている。やせ尾根から先は広い斜面をしばらく登ると水900m付近で水平道に変わり、歩き易くになった。最初の小さな流れを横切り尾根を回り込むところで二俣に分岐している。右は滝川に向かって下っている。水平道を行くと沢小屋沢を渡り15分ほど行くと、しっかりした尾根の端に出る。ここが曲沢出会に延びる尾根らしく、マークもある、計画では水平道を曲沢まで行って、遡行開始する予定でしたが、せっかくなので出会から遡行してみたくなり、ここを下った。釣り人が利用するのか踏まれた跡がはっきりとしていた。本流出会に下りるには懸垂が必要なので、ちょっと戻ってノーザイルで曲沢に下りた。出会の滝すぐ上のところだった。


出会への下降点


出会の3m滝

沢装備に替えて、朝食を済ませて、一旦、本流まで下降して見ると、本流の水量は意外と少なく感じた。出会の滝を写真に取り、遡行を開始する。出会は3m滝、そこからゴルジェになってS字2段8mが出てきて、その先小滝が3個続くと970mの枝沢が右に入る。すぐ先にも、もひとつ枝沢が見えている。どうも この枝沢は、2本の流れになって落ちていているらしい、どちらにも階段状の滝がある。下3m幅広、上4m樋状の滝が出てきた、左のカンテを登り、樋状の滝口に下りたが、水量が多いといやらしいところだ。5mの直滝を右から小さく巻く。3段5mを超えると、間もなく右手に崩壊地が見えてきて立木にマーキングが多く見られるところになった。。


S字2段8m滝


小屋
(帰り撮影)
水平道を来ると、ここで入渓することになった。ここから先、滝らしい滝はほとんどなかったことを思えば、出会から遡行してよかった、水平道は金山沢に向かって伸びていた。左手には荒れ果てた小屋が見える。釣り人への注意書きの立て札があるので魚がいるらしい、ここまでは魚影は見なかったがここで初めて見かけたので、早速、竿を出してみるが腕が悪くて、魚に無視された。ゴーロの中に6mと2段6mと続く、この付近は緑のコケがきれいなところです。左に1:2の1120mの枝沢が入ってくる。退屈なゴーロに大岩のをすり抜ける滝が出てきてほっとする。2個目の大岩の滝を越えると、またゴーロになる。沢が大きく開けると1270mの二俣になる。ほぼ1:1の水量です。5m滝と樋状3mを超えると、開けて、明るくなり、歩きやすい河原になり、右に1460m枝沢につく。すぐ先に、もうひとつ右に枝沢が入る。、

大岩の滝
コケがきれい


1590mの3m+CS滝

間もなく、1590m二俣になる。左は沢床は低いが涸れている。右はゴルジェに倒木の詰まった3mと2mCSが2段になって架かっている。こちらに入るがCSでザックが邪魔して苦労する。アイスハンマーでクリヤーする。左の涸れ沢から簡単に巻けるので、帰りは巻き道を使った。すぐ伏流になって、ガレとなって急登になる。水がなくなると暑さが堪えるようになり、寝不足も加わり、足がつるようになってきた。目の前を2匹の鹿が軽やかに横切って行った。うらやましく、立ち止まりながら眺める。今日は今年一番の暑さのようだ。再び水が出てくるが、元気なし、足をかばって休み多くなって、止まっている時間のほうが多くなってきた。1820m付近で、やっと、川又からの登山道にたどり着く、立木にはあちこちにテープが付けられている。登山道といっても薄い踏み跡が斜面に付けられたトラバース道で、獣道に近いもので、テープがないと見過ごす可能性もある。幸い沢には水量もまだあるので、そうめんを作って、足の回復のためにもと、のんびりと過ごす。 せめて。縦走路の分岐まで行きたいと思うが、自信もなく、ここで終了して下降をした。ザイルを出すこともなく、崩壊した作業小屋まで来た。滝らしい滝はほとんどないので下降にはもってこいの沢だ。小屋からは仕事道を今朝の道に戻った。吊橋から国道まで120mの登りがきつかった。


終了点
川又からの道にはマークが多い