南カドナミ沢          平成18年8月24日

土樽駅8:50〜9;05入渓9:20〜13;15稜線13:30〜15:15土樽駅


入渓地
前日の昼、永沢さんから「明日、暇です、どこかに行きませんか」の電話があった。丁度、青春18キップが残っているので駅から近くで日帰りできるところはと考えていたところで、南カドナミ沢はどうかなと思っていた。早速、電車の時間を調べて、高崎駅で待ち合わせることにした。永沢さん4:30、私が5:15とほぼ始発の電車に乗った。高崎駅に着いたら永沢さんはベンチでビールを飲みながら待っていた。7月の入川以来、一ヶ月ぶりにご一緒します。土樽駅には7時40分着いた。魚野川右岸の道を行き、2個目の橋が目指す南カドナミ沢です。到着して、びっくりです。以前、下見に来たときと様子が一変しているではないか。橋のところに「炭焼き体験会場いり口」の大きな横断幕が立ち、藪はきれいに刈り払いされていた。沢支度に替えて歩き出す、左手に早稲田大学の小屋があり、その裏に立派な炭焼き窯があった。おじさんが作業中でご挨拶をした。今年から始めたそうです。カドナミ沢に入ることを告げると、最近入ったパーティーが雪渓で戻ってきたとの事、今年は豪雪で例年と違うようです。無理をしないようにとのご注意をいただいて入渓した。


F1 6mナメ

F2 2段7m
藪と小さな流木が邪魔な沢で、大きな岩が出てきた先からナメが見えてきたが流木はいたるところに散らかっている。小滝をいくつか超えると、F1、6mナメ滝となった。左から巻く。、F2、2段7mの黒くぬめったナメ滝、F3、7mの白と黒のまだらの樋状の滝と連続して出てきた。いずれも直登か小さく巻ける。F4、7m3段2条滝はわからなかった。この先二俣になるが右は水量は少ない。左に進み、F5、15m4段滝下で休憩する。ここは左を簡単に越えられた。ナメの小滝をいくつか越えると右に中俣が入る。水量はごく僅かです。幅広の黒い4m滝を超えると水が冷たく、空気もひんやりとしてきた。すると、前方に雪渓が見えてきた。1000m付近の枝沢が沢山分かれている付近で、かなりの広さで塞いでいる。近づくと、1ッ箇所がスノーブリッジになって通り抜けることが出来た。


F3 7m、 白黒まだら

F5 15m4段
雪渓で本流の見極めが出来なかったのか本流より左の枝沢を詰めてしまった。水が消えると潅木と笹薮の急斜面が続き、カドナミ尾根1220m付近に出た。間違えたお陰で下山はちょっとだけ得した気分です。カドナミ尾根が曲者でガイドブックではすんなりと下りたように書かれているが踏み跡は薄く、藪が覆いかぶさっているため、ほぼヤブコギの状態です。ところどころではっきりした道が出てくるもののすぐに見難くなってしまい、3回ほど修正をして入渓した炭焼き窯に下った。雪渓の報告をしようと思ったがおじさんは居ませんでした。林道に出たとき、電車の時間まで12分くらいしかない、これに乗り遅れると3時間は電車がないので、走るように土樽の駅に向かった。駅前の登りを喘ぎ々、何とか間に合った。駅の時刻表を見たら、調べた時間より7分も後で、もっとゆっくりでも大丈夫だったのだ。ホームの水道で洗濯をしてあわただしく電車に乗り込んだ。永沢さんはガチャを着けたまま乗車した。水上で「ふれあい交流館」のお風呂に立ち寄ってみた。歩いて10分ほど、5人ほどで一杯の小さなお風呂ですがきれいです。アルコールは置いてありません。(入浴料550円)


スノーブリッジ