日原川 巳ノ戸谷      平成18年7月30日

コース東日原バス停7;55 〜八丁橋8;25〜入渓点9;10〜鞘口窪出会10;25〜12;45終了点13;05〜14;45八丁橋


大滝
昨日は久しぶりの夏空で暑かった。青春18キップが使えるので、どこか海岸線のの電車に乗って港町にでも、出かけようかと思っていたが、やっぱり沢を選んでしまった。またも奥多摩です。奥多摩駅7時25分、東日原までバスで行き、長い林道歩きをして八丁橋に着いた。5〜6台駐車されてました。更にゲート前にも同じくらいあって満車状態です。下降点は前回確認してあるので気楽です。ゲートから15分もすると到着した。沢靴に替え、朝食を済ませて下降した。すでに先行者が歩いた跡が見られる。日原川を渡渉(膝上ほど)して巳ノ戸谷に入ったところで釣師が下降してきた。ナメの小滝を2個過ぎると大滝の下に着く。写真撮影をしてから、右から巻くが釣り人が多いためか良く踏まれた道が出来ていて簡単に滝口に出られた。崩壊地を左に見て進むと左に枝沢(大畑窪)が入って、間のなくゴルジェの奥に滝が2個見えてきた。ここからが忌山ノ悪場と言われるところらしい。


忌山ノ悪場の始まり

悪場の中間
トイ状滝の白泡と釜
名前が不気味で、ちょっと気持ちが引き締まる。最初の滝を越えると続く2個は左を小さく巻いて、その先連続する滝はいずれも小滝で水に浸かったりヘツったすると何とか超えられた。悪場の最後の8m滝は倒木が2本、おあつらえ向きに並んで立てかけられた状態になっているのでこれを利用させてもらい超えた。小滝を超えると左に鞘口窪が2;3で落ち合う。小滝をいくつか超えると左に小屋跡らしきトタンが散乱したところを通る。右壁から清水が湧き落ちているのが見える。この後、清水は何回か出てきた。小滝を快適に超えて、倒木が1本寄りかかった5m滝が出てきて、右を巻いた。清水の湧くところを過ぎたら、単独の先行者が休憩していた。話を聞くとこの先にガイドブックにはない大きな滝があって、間違った沢に入ったと心配で下降してきたとの事。この先一緒に遡行することになった。


悪場の出口
倒木利用して超えた

孫七窪の2段滝
2条のきれいな滝、3mナメ滝など楽しく越えると、8mナメ滝が出てきた。右の水流に沿って超えられそうです、同行者の意見もあって右を巻いて越えた。左に2段12mの滝を持つ孫七窪が入ってきた。沢も狭まり倒木が邪魔になる滝をいくつか超えた先の清水の落ちる場所で昼食休憩をとった。清水が冷たくおいしかった。ものの1分もしないうちに左に五平窪が入った。10mの立派な滝が係り、水量も多いのにびっくりする。倒木の下を潜ったり、跨いだりして進むと右が崩壊したところに着き、テープや目印がいくつも出てきて仕事道であることを教えてくれた。その先ちょっと行ってみたがすぐにワサビ田が出てきた。


終了点付近
倒木の中

タマゴタケ
今日の予定は鷹ノ巣山まで詰めるつもりでしたが、途中からご一緒した方が仕事道を下山するというのでこれも何かの縁、一緒に下った。仕事道は途中2箇所ほど崩壊しているが一箇所はトラロープがつけてある。ヤケト尾根を巻くように付けられた道はその後はいい道です。水平道はそのまま、尾根を巻き更に進んでいくが途中から、ジグザグ道に入るところを見落としやすい。急降下をして、やせ尾根を乗り越すとまた急降下、ここでタマゴタケを収穫して、釣り橋に下りた。林道に上り返して、八丁橋へと林道を歩く。八丁橋から奥多摩駅までご同行者の車に乗せていただき、予定よりかなり早い駅に着いた。丁度、ホリデー快速が出るところで、そのまま電車に飛び込み、風呂もアルコールもない、ちょっと物足りない気分で車中の人となった。