日光白根山    平成18年3月19日

湯元スキー場〜リフト10:00〜12:30外山鞍部12:50〜撤退〜14;00スキー場〜湯元温泉(泊)


出だし快調
風もありません
石神井公園駅、6時半、高城さんの車に拾ってもらい、東北自動車道で日光へ向かう。湯元スキー場は意外とわかりにくく、中ッ曽根尾根登山口に行ってしまった。バスターミナルに戻り、スキー場に着いた。無事、松井さんと合流した。

一番上まで行くリフトは運休、500円出して、下の2本を乗り継ぎ、楽をする。リフトの係員に昨日、雪崩があったと聞かされた。スキー場の脇の斜面を登りだす、見た目より急斜面でところどころ凍ったところもあり、途中でアイゼンを付けていると、下山してくるパーティーと会う。このすぐ先で引き返してきそうです。

この時、単独者が元気良く抜いていった。樹林帯の斜面は思いのほか急で、喘ぎながら登る。途中で4人のパーティーが降りてきた、前白根までいったそうで、尾根は雪も多く強風で大変だったようです。


リフト終点
やる気満々
下山組の情報を聞くうちに、だんだん心細くなってきた。樹林の中でも時折、強い風も吹き立ち止まるようになってきた。2時間半ほどかかり、外山の鞍部に出ると、昨日、入山した2人が休憩中で、彼らの話では避難小屋が1mほど雪で埋まっていて、入口が開かなかった。冬用の出入り口はなかったのでテントで泊まったそうだ。

尾根上は吹雪で視界も悪い、もし、避難小屋が使えなかったら、ツェルトで一夜を過ごさなくてはいけない。冷え込んできている上に、この風では厳しいと思い、撤退を決意した。苦労して登った斜面も帰りは早い、スキー場の上部でシリセードを試みるが雪がやわらかくてうまく行きません。松井さんはシートを使って滑った。


外山鞍部
引き返した地点
飛び込みで、湯元温泉の宿を探す。「おおるり山荘」というビジネスホテルのようなところに泊まった。安いのにびっくり、2人1部屋、2食付で一人6825円と山小屋より安いではないか。風呂は乳白色のにごり湯、源泉賭け流し、本物の温泉だ。露天風呂はぬるく、すぐに内風呂に戻ってしまった。

風呂から上がると、丁度、野球のWBC戦の決勝戦で日本が勝った瞬間を見ることができ、気分良く、松井さんとビールで乾杯をする。しばらくして高城さんご夫妻も合流して改めて乾杯をする。松島土産のカキの佃煮と牛タン、ごぼうサラダに明太子を絡めた一品、半干しの鰹節などつまみは豊富で山に来たとは思えない。温泉で一杯、極楽極楽
こうして1日目は過ぎた。