大蔵高丸南西尾根から大蔵高丸          平成18年1月29日 快晴

コース甲斐大和駅7:20〜大蔵沢橋8:15〜1453m峰9:30〜11:15大蔵高丸12:20〜1550m大蔵沢源頭部12:35
〜タナン沢出会〜林道13:35〜14:20やまとふれあいやすらぎセンター15:03〜バス〜15:15甲斐大和駅


大蔵橋
米背負峠の標識に従う
天気予報で「暖かく風もなくお出かけ日和です」と出かけなくてはいけない気分にさせられた。始発電車に乗り中央線を甲斐大和駅まで行く。下りたのは一人だけです。駅前の自販機で暖かい缶コーヒーを買い、飲みながら歩く。駅の横に新しくできた新初鹿野橋を渡り右に行くと少しだけショートカットできた。風もなく穏やかで歩くには絶好の日和です。武田家滅亡の地としてところどころに案内がされている。これを読みながら景徳院の山門を過ぎ、竜門峡入口から滝を眺めて更に進むとレジャーセンターの先で大蔵橋になった。米背負峠の標識に従って右の林道に入った。堰堤は一部氷結している状態を見て、大蔵沢沿いの道はあきらめることにした。尾根に登ったところに小さな祠があり道はトラバースして尾根を離れて行ったので、送電線巡視路の尾根道を行く、急登だがプラ階段などもあって歩きやすい。雪もない。


1550m付近から
スズタケの藪に変わる
最初の鉄塔の下に来ると開けて、富士山がきれいな姿を見せてくれた。一息ついて、急登をこなすと紅白の大きな鉄塔の下に出た。雑木がちょっと邪魔をするが雲ひとつない南ア連峰が一望できる。ここからは緩やかな登りになって1453m峰につく。送電線は左に下がって離れてゆくが道はしっかりと続いている。1550m付近からスズタケが出てきて道は薄くなる。ところどころに緑のテープがぶら下がっているが1610mまでは直進する。このあたりから雪も出てくるがスズタケの上に乗っている程度で歩くのには支障がない。1610mで東よりに尾根筋が変わる。背も高く濃くなったスズタケをかき分け進んでいたら2匹の犬飛び出してきて吠えられた。びっくりしてしばらく立ち止まっていたら飼い主がやってきた。猟に入っているのかと、聞いてみると山歩きの人でした。大蔵沢を上がってきたそうで長靴を履いていた。雪と氷の状態を聞いて見るとたいしたこともないようでした。

大蔵高丸
富士山を望む
下りきった鞍部が大蔵沢の鞍部で下り口はスズタケのトンネルで急下降している。大蔵高丸への登りはスズタケが密集していてルートをどこにするか迷う。大水沢の細い流れを詰めた。少し行くと左の方は藪もなく歩き易すく見えたので左よりに行って見るとテープも見られ、踏まれた跡も出てきた。少しの急登で登山道にでた。今年初めてのヤブコギでした。頂上には千葉から来た2人が着いたところでした。白樺林で大菩薩方向が見にくい他は絶好の展望台です。予想通りの展望日和にたっぷり1時間以上留まってしまった。時間がたつに従い低いところは霞んできたのをきっかけに下山を開始した。当初はハマイバ丸に進み1626m峰から桑西方向に下りようと考えていたが大蔵沢を上がってきた人を見て何とか下りられそうな気がしてきた。

大蔵沢の源頭部
雪も少ない
大蔵沢を下ることに決定する。スズタケの藪を下っている途中でアイゼンの片方を紛失、鞍部に着いたときにはもう一方もなかった。沢下降にはアイゼンなしは不安だが黒点線ルートだし、さっきあった人は長靴だったし、何とかなるだろう。水の流れが細い上流は良かったのですが1400mから水の多いところがあったり凍っていたりするので右岸を高巻き小尾根を1340mの枝沢の出会いに下りた。この高巻きが潅木が少なく、凍った斜面に落ち葉が乗ったアイゼンがほしい巻きだった。タンナ沢出会いまで穏やかな流れで(小滝が一個だけ)水線を下降した。その先はしっかりとした踏み跡が出てきて、2箇所ほど丸木を数本渡した橋が凍っていたくらいで濡れるようなところはありませんでした。堰堤のところで大蔵林道にでた。ゲートの先で米背負峠への林道が分かれた。この橋も大蔵橋だった。トンネルの手前で福祉センターへ降りる道が分かれていた。林道をやまと天目山温泉へ下りた。帰りは100円レトロバスで甲斐大和駅にゆき、帰った。スノーシュウを持っていったが拍子抜けするくらい雪はなく、最高の陽だまり山行でした。