日光  社山    平成18年3月20日

湯元温泉〜立木観音9:40〜阿世潟峠11:20〜社山の肩12:30〜14:40立木観音


中禅寺湖湖畔
夕べは9時前に寝たので2時ごろ目がさめた、相変わらず吹雪で風が窓を揺らしていた。寝なおして、6時半に起き出し、風呂に行く。昨日、下山で落とし穴にはまって、痛めたひざがどうなったか急に心配になった。夕べはアルコール麻酔で忘れていたが単なる打撲だけで、今日の行動には問題なさそうで、ホットする。朝食後、時折吹雪くなかを、心配しながら出発すると、明るくなってきた。立木観音についたときは男体山も良く見えて、天気予報どおり良くなりそうな気配でした。湖畔遊歩道を行くとイギリス大使館別荘、イタリア大使館公園を見ながら気楽に歩く、やがて最奥の民宿が出てきて、おじさんが作業をしていた。その先はゲートが置かれて、すぐに、半月峠への道を分けると雑木林の中の雪道となった。

頂上、直下
強風に悩まされる
シーズンオフの静まり返った、中禅寺湖も趣がありなかなか良い雰囲気です。阿世潟峠の分岐に着くころには雪もちらつき、男体山もほとんど見えなくなってしまった。広い河原のような道をしばらく登ると、阿世潟峠へは一登りです。夏道の階段も、ところどころ雪に埋もれていた。峠に出ると寒い風が吹き抜けて、ちょっと寒い。笹の山腹の道を行くころはまだ風をまともに受けることもなかったが、第1ピークからやせ尾根で鞍部を渡るところからは強風の洗礼を受けることになった。

左の奥が社山
下山時に振り返って見る
突風うによろけながら、あわてて耐風姿勢をとるか、立木にしがみつくことを繰り返しながら、ちょっと風が弱まった隙を狙って前進する。高城さんから撤退の要求が出るが松井さんは登りたいらしく、どんどん登ってゆく、すぐ後を追いかけて、頂上へ、あと50mほどのところから引き返して、退避していた高城さんと合流した。難所のやせ尾根を通過すると風も弱くなって峠まではすぐでした。強風で中禅寺湖の水面は白波が立っていた。「やしおの湯」に立ち寄って、日光東武駅で解散した。翌日は各地で遭難のニュースが載っていた。春の嵐の恐ろしさを体験した2日間でした。