小川谷 滝上谷          平成18年11月12日

コース 東日原バス停8:35〜滝上橋9:45〜1250m枝沢12:40〜尾根13:00〜滝上橋14:20〜15:30東日原バス停


稲村岩の紅葉
昨日の雨で、急に冷え込んできた。5時15分に家を出るときは暗く、フリースと雨具を着て出かけるほどだった。風も強く、歩くには条件はよくないが奥多摩駅に着くと沢山のハイカーがいる、紅葉を楽しむには丁度、いい時で、東日原行きも10人ほどが並んだ。これを見てバス会社の人がすぐに臨時を出すといってくれた、50分の待ち時間があったので大助かりです。小型のバスが丁度いい加減の乗客で出発、川乗橋で3分の2、残りが東日原で下りた。バス停で足回りの準備をしていたら最後になってしまった。天気はよくなりそうで、稲村岩とその周辺の紅葉もきれいです。萱葺の兜屋根が道路面の目線にあって、その屋根に生えた楓が程よく紅葉している。ノキシノブやコケが被うっているので屋根とは見えません、でもこの風景にマッチしています。カロー橋を過ぎたところに立派な工事小屋が建てられていて、ハンギョウ尾根に軌道を敷く工事をしているようです。


大小屋の滝
滝上橋から入渓すると、すぐ右の斜面の護岸工事がされて、雰囲気を壊す。丸太の橋を渡り、ゴーロを行くと大石の間に落ちる滝が出てきた。今日は濡れないようにすべてを巻くことにして、左から巻いた。大小屋の滝は左壁に残地シュリンゲがあったが、左の小尾根から巻いた、滝上はワサビ田があり、作業道の橋が横切っていた。穏やかなナメとワサビ田が続き、7mナメ滝を左から巻くと1060m付近で作業道の橋が出てきた、これは比較的新しいものだった。5m滝の右に枝沢が落ちているところを超えると、すぐに二俣になった。落葉した木の下は明るく、この辺りはシオジに樹林できれいなところだ。左の大栗窪に入ると3mのナメ滝の先が狭いゴルジェになって、2本の滝がかかっている。ツッパリで通過できそうだが失敗したらずぶ濡れになりそうなのでおとなしく左から巻く。


2段10m滝
その先の2段10m滝は右の斜面を登ったが落ち葉が積もり、湿った斜面でいやらしいところだった。滝上で昼食タイムとする。そろそろ温かいものがご馳走の季節、久しぶりに焼きそばを持ってきた、今日の風は冷たく、食後の熱いコーヒーもおいしかった。。穏やかな流れも、まもなく伏流になって涸れ滝になったところで終了することにした。1250mの枝沢というか、窪のようなところを詰めあげた。藪もなく落ち葉の敷き詰められた獣道を拾うと楽に1380mの地点で大栗尾根に出た。犬麦谷の落ち込みのほうが険しい。尾根筋は一段と寒く、雪がちらつきびっくりして、早々に下山をする。


大栗尾根のもみじ
大栗尾根を下ったが、ところどころ仕事で踏まれている以外は、テープもなく、歩かれた様子がない不安なってくる。時々、鮮やかなもみじが足を止めさせる。右に犬麦谷林道が見えてから、2度ほど尾根の修正をして、滝上橋の西のとがった尾根先端に出た。ここには防護壁も網もなく、無事林道に下りることが出来た。バスには時間があるので、のんびりとん日原谷、終盤の紅葉を楽しみながらバス停に戻った。ここでも乗客が多く、臨時バスが出るほどだった。乗客の半分はカメラマンでした。