立岩ー経塚山          平成18年2月23日

コース 線ヶ滝上8:05〜南コース分岐8:12〜鞍部9:15〜9:55西立岩10:15〜経塚山分岐10:55〜稜線11:25
〜経塚山12:00〜星尾峠12:35〜田口峠分岐13:00〜威怒牟畿不動13:45〜14:15線ヶ滝上


駐車地の奥が登山口の橋
毛無岩の展望があまりにも良かったので、日曜日に続き、二匹目のドジョウを狙って、西上州に向かう。下仁田までの高速道路代3050円は痛いが今日も乗ってしまった。下仁田ICを下りると、特徴ある鹿岳の岩が目に入る。砥沢〜羽沢間が極端に道幅が狭いところがある、昔の峠道がそのまま残されいて、田舎のたたずまいで、癒される風景ですが、今の交通事情には取り残された感がする。星尾の集落から線ヶ滝を過ぎて終点の路肩に駐車をした。沢の水を沸かしてコーヒーとおにぎりで朝食を済ませる。林道終点の先に架かる木橋を渡ると荒船山自然歩道の案内板と「登山者守り地蔵」がある。お地蔵様に一礼をして、荒船山への道を分けて、右の威怒牟畿不動への道を行くと、立岩へ直登の「中級コース」とイムムギ不動経由立岩の分岐につく。ここは右の中級者コースを行く。


丸太の階段を直登
西立岩が見える

岸壁に付けられた
バンド道
杉林から雑木林に変わると気持ちの良い落ち葉道になってほっとする。ベンチを過ぎて、丸太の階段が出てくると、急登になって正面に岩場が見えてくる。階段が終わると、ガレ場のルンゼとなる。長い鎖も付けられていて、落石だけ注意して登れば大丈夫でした。ルンゼの中間から右の岩壁を斜上する。岩壁のバンドには鎖はあるものの、50cmと狭く、雪がつき、滑りそうなのでアイゼンをつけて登る。緊張したが無事通過すると、すぐに東西の立岩の中間鞍部に着く。東立岩に向かってみたが踏み跡もなく岩場を登るようになったので引き返した。鞍部のミズナラの大木の手を触れてから西立岩へ、こちらはしっかりとした道がある。壊れた階段を過ぎると木のお地蔵様が出迎えてくれ、頂上に出る、ベンチもあって展望も良いのだろうが、経塚山も雲の中です。雲の動きが早いのでコーヒーを飲みながら待ってみたが毛無岩とその稜線が見え隠れするだけだった。


何も見えなかった立岩山頂

下山のピークより振り返って
見た、立岩
これ以上長居は無駄と、下山を開始、緩んだ雪道の急下降はアイゼンも団子になって、歩きにくい。鎖の岩場を直登してベンチから振り返ると立岩が大きく見える。立岩1.0kmの標識のところから経塚山へ進路を変えると雪道に変わり足跡もなくなった。岩稜の基部で左にトラバースして、尾根道に出る。1305mを過ぎると間もなく毛無岩〜経塚山の稜線にでた。雪も多くなって、雑木林の向こうに経塚山も見えてきた。背丈を越すスズタケのトンネルを過ぎると巻き道と分かれてピークに向かう。意外と急登で、一汗かきながら柱状節理の岩場の上まで来ると緩やかになり頂上に出た。祠が霧氷の下にひっそりと置かれていた。寒く、展望なく、霧氷の写真を撮って、巻き道まで戻って星尾峠に出た。沢沿いの道を下り、田口峠への分岐に着いた。


霧氷の経塚山

威怒牟畿不動
氷の陰にお堂がある
線ヶ滝の標識に従って左に下ると、2度ほど渡渉をして左岸の山腹へ登って登りきると東屋と水場の標識があった。杉林をくだり、途中、威怒牟畿不動300mの案内が出てきたので寄ってみた。滝の前には東屋に説明版がある。40mほどの屏風岩に雨粒のような水滴が落ちる滝の下部に岩屋風の崩壊したお堂の一部が見えていた。水滴が氷塊となってお堂の前を塞ぐように盛り上がっていた。ここからも立岩への案内があった。分岐に戻り少し行くと中級コースとの分岐に着きその先は林道終点です。人に会うこともない静かな山行でした。展望の良いとき黒滝山から毛無岩〜経塚山の稜線を歩いてみたい思いを残して帰宅をした。


星尾大橋から見た
立岩