北秋川
月夜見沢本流        平成18年9月17日

コース落合橋8:00〜8:30林道終点8:45〜風張峠駐車場12:15〜数馬の湯13:40


落合橋
17日〜18日は貴重な連休でしたが18日に急用が出来て、一日だけ出かけることにした。天気予報はどこも悪く、関東南部がかろうじて曇りになっている。そこで、昨年6月に弁当をバスに置き忘れてしまったときに、親切に弁当を作ってくれたおばあさんにお礼を兼ねて、月夜見沢の本流に行ってみた。武蔵五日市駅でバスを待っていたらヘルを持った子供たちが20人ほどバスを待っていたので、引率の先生に話を聞くと中学校のワンゲル部で、今日は沢登りを体験させようと、軍刀利沢に行くそうです。靴はスニーカーで、高巻くにもすべるのではと心配です。8時少し前に藤倉のバス停に着いた。スパッツにスニーカー姿の人たちが8人ほど降りた。来月に武蔵五日市駅〜笹尾根〜三頭山〜御前山〜大岳〜御岳山〜金毘羅尾根〜武蔵五日市駅の山岳レースがあって、その下見に来たとの事です。75kmを24時間の制限レースで、早い人は8時間で走りきるそうです。


下流部の小滝
お世話になったおばあさんにお礼のご挨拶と、お土産をお渡してから歩き出す。落合橋から右岸の林道を行くと集落が終わったところで通行止めの柵が置いてあった。少し先で崩壊した土砂が道を塞いでいた。さらにその先にも崩壊地があって、右に通行止めの吊橋が出てくると、林道終点に着いた。終点は広場になっていて5台くらいは楽に駐車できる。沢支度に替えて入渓するとすぐに木橋が有って、すぐ先に、もう一つ木橋が架かったところで、二俣になった。右が前回、遡行したヒイラギ沢です。左の本流に入ると倒木が邪魔するがすぐにゴルジェニなる。沢幅が狭いのと最近の雨のためか予想外に水量が多く面白い沢歩きが出来そうです。ゴルジェの中にナメの小滝や、大きめの釜もち小滝などが次々と出てきて楽しい、瀞場の奥に2mCS滝が出てきて右の倒木に掴まり超えた。


開けたところは小川
大きい釜とナメでゴルジェは一旦終わり、沢は開けて穏やかになる。右の岩壁から清水が湧きでていた。ミニゴルジェを過ぎると730mの二俣になる。1;1で右へ行くと月夜見山へ行く、ここは左に入った。きれいなナメが20mほど続き、その先で左に屈曲すると2m滝が2個連続して架かっていた。その先のナメが続き気持ちがいいところだ。大岩を左にみて通り過ぎると、傾斜のゆるいS字滝3mと7mのナメ滝が続き、ゴルジェに小滝が出てきてこの沢の一番いいところだと思う。その先でCS2条の3m滝で左に屈曲する。沢が開けると840mの奥の二俣になる。2;3で左がやや多い水量です。ここは右沢を行き、その先でもう一度1;1のところが出てきた。右の沢は2mの小滝がかかっている。左の沢に進んだ。


S字滝 7m+3m
この沢の大滝
2mナメ滝2個連続して出てきて、左に朽ちた木橋の架かった枝沢が入った。その先でも、朽ちた木橋が出てきて、トタン板の残骸やビニールシートなど、ごみが目立つところになってきた。水量はやや減ってきて、2m滝を3回越えたら、その先は堰堤で行き止まり、奥多摩周遊道路が近づき車の音が響くようになった。堰堤は左から超えてそのまま小尾根を登ったら切り開きの尾根に出た。この尾根を右に少し登り、周遊道路を越えると風張峠駐車場に出た。駐車場の裏から少し登って、鞘口峠の方向標識に従い、少し上ると浅間尾根の分岐点についた。道はは一旦、周遊道路に下りて、単車族が一杯の浅間尾根駐車場のところから再び、登山道に入ってゆく。数馬バス停の案内標識で右に急下降したら、中の平バス停のところに出た。ここまで登山者には一人も会うことがなく、雨も降らずに静かな山行が出来た。バスの時間まで1時間20分あり、のんびりと、
数馬の湯で汗を流して帰った。