ハマイバ丸〜大蔵高丸                 平成19年1月4日

コース ハマイバ前バス停7:35〜テニス場8;15〜ハマイバ丸南東尾根取り付き8:25〜ハマイバ丸10:40〜11:05大蔵高丸11:35〜湯の沢峠12:10〜13:50田野健康センター15:09〜甲斐大和駅


桑西テニス場
ここから林道へ
平成19年の初山行です。富士山の眺めが良く、青春18キップが有効に使えそうなところをと思い、大蔵高丸を選んだ。富士山を仰いで、新たに山歩きを始めようと思う。大月駅から7:10のハバイマ前行きバスに乗る。バスの運行は今日から平常運転のようだが世間はまだお正月で、乗客は2人だけハマイバで降りたのは当然のごとく1人です。バス停でスパッツを付けてから大峠に向かって、路面が凍結しているので注意ながら歩くと、40分ほどで桑西テニスコートが見えてきた。大峠へはゲートが下ろされていて通行が出来ません。ここから左の林道に入り小川を渡る。新しい小獣の足跡が道を横切っている。少し先で二手に分かれていて、右上に付けられた林道を進んだ。地形図ではまだ先まで続くようだが、早めに尾根に取り付いた。すぐに、1093mに着いてしまった。


立派なブナとミズナラ
仲良く話をしているようだ
雑木の尾根道は時々笹が被るが邪魔にならない、やがて鞍部に出ると左に先ほどの林道が細くなり作業道で入ってきた。作業道は更に山腹巡って付いているのが見えた。かまわず尾根筋を行くと笹の背丈は高くなって笹の上の雪が首筋に落ちてくる。雨具を着ると暑いし、結局はタオルを首に巻きしのぐ。ブナやミズナラの大木の雰囲気の良い尾根は1350mまでは急登で、ここを過ぎるとカラマツの林に変わり、ガスも立ち込めてたこともあって、風情が一変した。笹も低く、疎になり歩きやすくなってきた。1525mを過ぎ、緩やかだった尾根が再び、急坂に変わるころになると、テープが沢山見られるようになってきた。作業道を詰めるとこの辺りに出てくるのかもしれない。


富士山が樹氷越しに顔を出した
樹氷の白樺林が出てくると、その先がカヤトとなって開けた。そこはハマイバ丸の南側の露岩のところだった。南アルプスの稜線がくっきりと見えているがお目当ての富士山はガスの中にぼやけている。展望のないハマイバ丸頂上は通過した。大蔵高丸の手前で樹林が切れて開けた。カヤトに付いた霜、潅木の樹氷、笹の緑のコントラストがいい感じだ。このとき、一瞬、富士山がはっきりと顔を出してくれた。今日の富士山はこのときだけでした。大蔵高丸の下の展望台で八ヶ岳、金峰山を写真に撮り、高丸頂上で昼食を作りながら30分いたが南アは見渡せるものの、聖岳から南は雲に覆われたままでした。


湯の沢峠
小屋より立派なトイレです
湯ノ沢峠へ下りる手前で再び、南アの展望を楽しんで、峠に下りた。避難小屋には5人が出発の準備をしていた。昨日、田野から登って、新年会をし、今朝大蔵高丸に登ってきたそうです。沢沿いの道はところどころ凍りついていましたがアイゼンを付けることもなく車道に出ました。登山口には作業小屋があり、工事をしているようです。天目山温泉は生憎と休館日だったので、田野の湯福祉センターまで歩いてお風呂に入れてもらった。15:09のバスで甲斐大和駅に出た。温泉が休館だったためか乗客は一人だけ、貸し切りバスだった。