日影山〜伊勢沢ノ頭〜山神峠    平成19年2月12日

コース 新松田駅8:25=9:10玄倉9:25〜日影山10:45〜秦野峠12:20〜伊勢沢ノ頭13:20
〜13:50山神峠14:00〜蕗平橋14:25〜15:08玄倉16:06=新松田駅


ビジターセンター前からの富士山
前日に宴会があって、遅い出発を余儀なくされた。こんなときはアプローチが楽な、丹沢か中央線沿線になってしまう。先週に引き続き、丹沢に行く事にした。1月14日に高松山に行ったとき、秦野峠から日影山を残して寄に下山して、残した部分です。新松田駅で8:25の西丹沢行きのバスに乗る、7人ほどの乗客がある。半分は釣客で若者ですが、山歩きは中高年ばかりでした。玄倉で降りたのは一人、ビジターセンターのベンチで準備をしていたら職員の女性が出てきて今日のコースを聞かれ、登山届けを書いて渡した。センターの裏から日影山に行きたいと言うと、怪訝な顔をされた。山神峠から境隋道に抜ける予定を書いたところ、ここは道が崩壊していると助言された。あとでわかったが第八隋道へのルートの崩壊だった。


林道から甲相国境稜線
中央が世附権現岳
センター裏を適当に登りだすと、すぐに網に出会うが左を巻くとしっかりと踏み跡に出た。犬の鳴き声が民家のほうから聞こえてきて、猟師が活動をしている雰囲気です。丹沢湖越しに富士山が次第に大きくなってくるのを楽しみに高度を上げる。裸木の間より石棚〜テシロ〜同角辺りが見えるようになって、やせ尾根になると、鹿柵にぶつかった、梯子があるが下に穴があって潜り抜けた。上りきると又、鹿柵がぶつかったが、壊れて低くなったところを通り抜けた。そこは日影山と思われるが目印もなく、少し探すと柵の針金に山名を書いた木札がぶら下げてあった。雑木林の平地で落葉したこの時期は明るいが、長居をしたくなるような感じの所ではない。岩っぽいやせ尾根を一気に下る、途中から小菅沢の上部の堰堤が良く見え、山神峠らしきところも見えている。林道に降り立つと、甲相国境稜線展望はとてもよく、このコースで一番の展望台だ。

山神峠への分岐と尾根
林道の対岸の尾根をしばらく登るとブナ林の866mに着き、ここからはやや平坦な道になる。やがて、踏み跡が測量杭に沿って左寄りに下降していたので、そのまま下降すると、林道の橋が見えてきてその上流に堰堤が二つ見える。本来の道はもう少し尾根を先に進むのだろうが堰堤の上に下り、沢を詰めた。上流に2個の堰堤があったが小さいもので、簡単に超えて登山道に出たところに秦野峠の標識が立っていた。伊勢沢ノ頭に向かっての直登は意外と急登で踏み跡も幾く筋も出来ている。山頂手前の開けたところから丹沢湖が良く見えたので休憩していると、寄から雨山を経由してきた単独者に会った。伊勢沢ノ頭から山神峠への尾根を確認しながら進むと、峠への分岐に木札が付けられていた。


山神峠
ブナの尾根はしっかりとした登山道で、気分良く下り出すと10分もしないところで作業用のモノレールが出てきてがっかりする。設置中らしく、10分もすると途切れてしまった。ジグザグ道を少し、急下降すると山神峠に降り立った。ここの分岐で第八隋道への径路が崩壊していて通行止めの案内があり、境隋道方向は何の注意書きもなかったので、ビジターセンターの人は勘違いしたようだ。峠の平地にはベンチがあり、石段の上に社が祭られていて、以前は近くに民家があったのかもしれない。予定では境隋道ですが昨日の宴会がジワリと効いてきたようで、蕗平橋に下った。石垣が詰まれた沢沿いの道は薄れたところもあって最近はあまり歩かれていない様子だった。林道で今季初のスミレを見つけた。バスが旋廻するところで、手を振って停めてみたが気が付くこともなく行ってしまい、1時間の待ちをすることになった。朝に寄ったセンターのベンチでのんびりとお茶を飲んでいると、出かける時に合った職員の人が出てきて、今日のコースのことなどの話をした。お陰で時間つぶしが出来たし、更にセンターにも初めて寄ってみました。意外と、書籍類も充実していて面白く、又の機会にゆっくりと見たいと思う。

蕗平橋