大洞沢 市ノ沢      平成19年4月29日

コース 大洞ダム6;05〜9:00芝沢出会9;20〜12:30仁田小屋尾根13:00〜15:30仁田小屋(テン泊)
6;00〜大洞橋7:10〜8:15車


岩穴沢対岸の枝沢にかかる滝
ゴールデンウィークは天気も良さそうです。後半の3日〜5日で奥秩父入川の予定が入っているので体力温存と奥秩父の感触を先取りしようと、大洞川の市ノ沢に入ってみた。秩父の芝桜見物で車の渋滞を考えて前夜に出て、大洞林道の大洞ダム下降点で仮眠をした。ダムまでの仕事道を下り、ダムサイトを渡るとしっかりと道があるが少しあがったところからトラバースして市ノ沢の堰堤下に出た。堰堤の右に倒木が立てかけてあり、これを使って超える。沢に入って、いくつかの小滝を越えて最初のゴルジェは右から巻いた。右に残地ロープのある滝が出てきて、これを使って超える。やがて、十字に枝沢が入ところになり、左が2段スダレの美滝が落ち、右に岩穴沢入る。ゴルジの中の滝を適当にこえて、樋状の5mは右から巻くと船小屋沢を過ぎると小滝が続くようになって、気分のよいところです。


4mスダレ滝
気分良く、調子に乗っていたら、ヘツリで釜に落ちてしまいずぶ濡れになった。芝沢の出会で乾かそうと休憩をするが止まると帰って寒いので歩きながら乾かす。ナメ状の小滝をいくつ超え、2段6mは右から巻いた。4mスダレの幅広滝とその先のナメの小滝は気持ち良く水流の中を歩いた。二俣を右に入り、4mナメ滝を超えて1500mの二俣を左にとった。この付近から雪渓の残骸が見られるようになってきたが遡行に支障はない。この先はたいした滝もなく、若干左寄りの枝沢を詰めるようにして仁田小屋尾根の1863mの北よりに出た。広く明るい尾根で靴の履き替えをしながら大休憩、一眠りしたいような雰囲気です。


仁田小屋からの雲取山
焼き小屋沢を下降することも考えてテントを持ってきたが連休後半の事もあるのでここは楽に仁田小屋尾根を下ることにした。この尾根は3度目ので気楽なものです。1405mの根元で4本に別れるブナの木が目印のブナ平で大休止をした。植林帯の急下降をすると仁田小屋に着いた。巡視小屋のようですがとてもきれいで小屋裏のテラスから雲取山の眺めがいい。まだ3時半ですが、今日中に帰る必要もなく、小屋の横には沢があって水も取れるので、テラスでテントを張らしてもらい快適な一夜を過ごした。翌日はのんびりと尾根を下り、大洞林道を4kmを仙波尾根の前仙波、ナシ尾根などを確認しながら車に戻った。芝桜渋滞にも巻き込まれることなく帰った。