岩手山      平成19年5月23日

コース盛岡駅5;41=滝沢駅5:56=6:20馬返登山口6:25〜八合目避難小屋9;45〜10:45山頂10;50
〜11:35八合目避難小屋12;00〜14;10馬返登山口14;30=13;15盛岡駅



登山口キャンプ場でみる岩手山
NHK朝ドラで今が旬の盛岡を拠点に、岩手山と姫神山とメジャーなところに行った。新幹線を含めて、JR東日本が乗り放題で1日6000円とお得なキップで22日と24日の2日分を購入して、22日の夜遅くに盛岡に着き、ビジネスホテル宿泊する。これもネットで安いところを探したため一泊3675円でした。

駅から少し歩くのと、古いことを除くと、中心街の便利なところでフロントも気持ちよい対応でした。仮眠、5時に起きて、5;41盛岡発の「いわて銀河鉄道」、大館行きに乗るがホームが分かりにくく焦った。ギリギリセーフでほっとする。車窓から見る岩手山は雄大な単独峰で中間部にはまだ雪がが多く見られるが思ったより少ない。

5;56に滝沢駅で降り、昨夜予約したタクシーで馬返しの登山道まで行ってもらう、20分で登山口駐車場に着いた(電車賃360円、タクシー代3060円)昨夜、秋田から来て車泊した単独者が準備中で、この方と一緒に登りだす。駐車場の上のキャンプ場広場で岩手山を仰ぎ見ながら、湧きほとばしる鬼又清水を給水をして登山道へ入った。




八合目直前の雪渓
芽吹きの始まった明るい樹下には、オオバキスミレ、シラネアオイなどが咲いていた。一登りすると、新旧道路の分岐に着き、ここで秋田の御仁を抜いて先に行かせてもらい、新道を登る。雑木林を過ぎて潅木の開けた斜面になると丸太の階段となって正面に岩手山を見ながら1合目に到着、左から旧道が合流している。

2合目半で新旧道が分かれていて右の新道を登ったが、旧道の方が稜線で雪が少ないことを下山の途中で旧道を登ってきた人に教わった。新道は沢筋の近くに付けられていて何回か雪上を歩かされた、3合目付近から藪も邪魔して歩きにくいので、アイゼンを付けみるが腐れた雪はすぐに団子になってしまうだけで、結局はつぼ足で通した。5合目を過ぎると雪渓になって沢が埋められてきた。

傾斜もあって滑ったら何処までも落ちそうなので出来るだけ潅木寄りを歩き雪渓の終わるハイマツの所まで詰めて休憩をしながら眺めると、右下になにやら標識が見えて、どうも登りすぎてしまったようで少し下ってみると立派な夏道があった。




岩手山山頂
八合目避難小屋は平坦な肩のところにあって、きれいな小屋でした。山開きの後は小屋番さんがいるそうです。窪地に残った雪を踏み抜かないようにして9合目避難小屋につくがここはまだ雪が多かった。ゴールデンウイークに遭難したご夫婦の遺体を収容したところと思い、手を合わして通り過ぎた。

ザレの急登を登る頃から風あたりが強くなってきたが幸い左後ろからフォローの風でよかったと、思ったらお釜の稜線に出たら、もろ向風を受けることになってしまった。今日は暑いくらいの日で風も冷たくないだけでも良かったと思い、意志を新たにして進んだ。道標のように祀られている仏像も3分の1は倒れているので雪と強風のすごさが伺える。天候しだいで遭難につながるのが良く分かる。

山頂は当然のごとく360度展望です。下山予定の焼き走りコースを山頂から偵察すると、平笠小屋がすぐ下に見えるが、その先は雪渓のトラバースをするようになる、腐れ雪は難渋するだろうと、あっさり諦めて来た道を戻った。9合目小屋近くで七滝コースを登ってきた人とすれ違ったが、何箇所か苦労したそうです。




八合目避難小屋
8合目避難小屋を風除けにして、陽だまりの階段で昼食を作ってのんびりとした。今朝一緒に出た人はまだ登ってきません、どうしたのかなあ。重い腰を上げて下山を開始、雪渓をトラバースしていると旧道を登ってきた人が「旧道のほうが雪が少ないですよ」声をかけてくれたが又トラバースするのも嫌なので新道を下ることにした。朝よりさらに軟化した雪と見下ろす斜面に越が引けて恐る恐る降りた。

最上部の雪渓が終わると、後はところどころ雪が被るだけでほとんど夏道がでているので心配なく降りることが出来た。藪にショウジョウバカマが一面に咲いているところがあった。キャンプ場の手前で前に歩く人を見つけた。なんとけさ一緒だった秋田の御仁で、途中から引き返しととのことでした。駐車場には神奈川からの中高年4人のグループがいて、明日登るそうで、一週間かけて回っているそうで、昨日が大東岳、明後日が秋田駒ケ岳だそうです。

秋田の御仁の車に乗せていただき、わざわざ寄り道までして、盛岡駅まで送って頂き本当に助かりました。駅前で名物のじゃじゃ麺を食べ、ホテルに荷物を置いてから岩手公園、盛岡城址、中津川河川敷きを散策した。夜は冷麺を食べた。




オオバキスミレ


シラネアオイ


じゃじゃ麺