神戸川 水ノ戸沢      平成19年4月22日


コース武蔵五日市駅7:03ー神戸岩入り口バス停7;30〜8:05林道終点入渓8;25〜湯久保尾根12:20〜12;45御前山13:05〜クロノ尾山13:30〜984m〜827m〜14:40キャンプ場〜15:45神戸岩入り口バス停16:05〜武蔵五日市駅


出だしから2個目の滝
午後から天気が崩れると言う予報、短時間で遡行できる面白い沢はないかなあ、とりあえず近場に行こう。武蔵五日市駅7;03の藤倉行きバスで、神戸岩入口で降りたのは一人だけでした。神戸川に沿って歩くと、国際マス釣場とか民宿などの施設があり思いのほか家並みがあるのに驚く。水ノ戸沢の出会にはウッディーハウスが何棟かあり、新築中のものも見られ、需給があるのか不思議だ。ここから水ノ戸沢に沿う林道入るが、ヒキガエルが産卵のため、沢山道路に出ていて車に轢かれたりしている。終点の広場は車もなく釣り人も入っていないようで、のんびり遡行が出来そうだ。沢の支度に替えて入渓するとすぐに2m、2mの釜持ちの小滝とニリンソウが出迎えてくれた。グリーンのコケがきれいな沢だが、第一印象です。


大岩3m滝、水流を横切るのを避けて巻く
ゴルジェの中に深い釜をもつ4m滝、その先、釜持ち5mと続いている。濡れるつもりなら、どうと言う事もないがまだ冷たすぎ、ここは右から2個一緒に巻き、大岩の重なる3m滝下に降りた。ゴーロとなり、倒木のボサが多くなった。コクサギの藪も張り出し邪魔をするが、すり抜けるとき柑橘系の匂いがさわやかに感じる。左に1;4の枝沢が入ると、仕事道の橋が横切っている。4:1の枝沢が右に入って、又仕事道が橋で横切る。大岩が3回出てきて、3個目の大岩の左に2m、3m、3mの滝が連続して係り、下2個は問題なく、登れたが最後は水を浴びるので左を巻いて超えた。

この3連滝を超えるとワサビ田
カツラの大木が立つ奥に大岩立ちふさがり、水流を2つに別れているところに着いた。右はゴーロ、左には3個のナメ滝が見える、案内書によると左沢を登り、尾根を乗り越えて右沢に戻るほうが面白そうに書いてあるので、そのコースを取った。滝上に出ると、尾根を超えることもなく右沢のワサビ畑が見えた。手入れがされていると、思われるワサビ田には花が咲き、目を楽しませてくれる。これより先は放置されたワサビ田がいくつも出てくるが、藪と石ころで埋まってしまっている。仕事道も時々現われてくるので、出来るだけ楽をする道を選び遡行する。コケつきの3mナメ滝を最後に水も消えてきたので尾根に取り付くと、窪地にはちらほらと雪が残っているではなか。登山道に出たところで5〜6人のグループとであった。

中尾根
このまま湯久保尾根を下山するのも面白くなく、時間も天気も余裕があるので、とりあえず御前山まで行く事にした。これが間違えで、御前山直下の登山道は雪解けの泥道で沢靴ではスリップの連続、それにしても登山者が多く、すれ違うのに難儀をする。頂上では都山岳連がテントを張って何かイベントをしていて、20人以上はいた。山岳映画の招待券とティッシュをもらった。小休憩で下山し、鋸山に向う道に入ると、泥道も終わり、人も少なくなって、少ないがカタクリの花を鑑賞しながらも歩くことが出来るようになった。クロノ尾山で鋸尾根するか、中尾根を降りるか思案するが登山道の印がない中尾根を下った。しっかりとした仕事道があり、快適に1時間でウッディーハウスの釣場に下りた。恒例の洗濯と着替えをして、車道をたらたら歩き、国際鱒釣場の売店で缶ビールを飲み、もう一冠買ってバス停まで歩く。バス待ちをしながら、橋の上でビールを飲む。クヌギやコナラの芽吹きの淡い色が最高のツマミとなり、ほろ酔い加減でバスに乗った。倒木とボサが邪魔だったがコケの緑が気持ち良く輝く沢だった。