中双里〜野脇ノ峰〜金山峠      平成19年1月21日(日)

コース 大月駅8:40〜桑西9:10〜野分沢〜11:20中双里11:30〜野脇ノ峰12:05〜野脇ノ峰東尾根取り付き12:30
〜百間干場13:30〜金山峠13:45〜遅能戸バス停15:10〜15:55大月駅


取り付いた階段
大月駅で8;35発のハマイバ行きのバスに乗ろうと下車したところ、12月から運行時間が変わり、8;40になっていた。遅能戸のバス時間を確かめてみたが13;38の後は17:04でそれが最終便でかなり不便だ。やっぱり、桑西に降りたほうが便利だ。乗客は私一人で運転手さんと話をしていると、桑西の着いた。バス停のところには犬を乗せた軽トラが4台ほどいて、猟師さんたちが打ち合わせをしていた。バス停は戸も閉まる立派な小屋になっていて、きれいな座布団も敷かれている。仮泊にはもってこいのところです。これはホームレスが住み着きそうだと思っていたら、小屋の外にそれらしき一人が大きな紙袋を下げて立っていた。足回りの支度をして出発前に猟師さんに中双里に入っているか、確認してみると、大丈夫と言う返事をもらって歩き出した。野分沢に入る道を探しながら歩いていたら、ハマイバ前バス停の橋に着いてしまったので橋の10mほど手前のコンクリートの階段から斜面を上がった。民家の裏道のようなところを20mも行くと野分沢に下りるように真新しい階段とその先に通路が出来ている。取水用らしくすぐに終わってしまった。


野分沢左岸の施設路

1260付近、カラマツと雑木
スズタケが濃い
施設路の終点で右岸に渡り、少し登ると仕事道が右側から合わさった。仕事道は古い木橋で3回ほどわたり返しながらやがて消えてしまった。地形図の点線の終点部の枝沢を詰めて稜線に出た。あまり暖かく、T−シャツだけで歩く、金山峠までこのスタイルだった。尾根は1200m の付近までは藪が刈り払いされていて歩きやすい。1260mの平坦なところで猟師に会った、遠くで犬がほえるのが聞こえて何人かがいるようだ。挨拶をするがいやな顔をされて、早く行けといわれてしまった。出だしに聞いたのと違うではないか。スズタケが密になって、丈も大きくなり歩きにくくなってきた。猟師の足跡は林道から来ているようで、足跡が雪の中についていた。スズタケが切れると中双里の山頂に出た。雑木の広場で休憩をした。山頂を後にしてゆるく下ると左から道が逢い、大勢が歩いた足跡が出てきた。その先のキレットを巻くように付けられたしっかりとした道を少し登ると奈良子林道に飛び出した。なんと、10人ほどのグループが林道を歩いていた。


中双里山頂

見にくいが
野脇ノ峰
話を聞くと川口市の山同好会で、桑西から入り、中双里にきたが時間があったので鳥屋ノ丸を経由して桑西に降りるそうです。中双里山頂にはそんなに多くの足跡がなかったので巻くようにして来たのかも知れない。今日の計画した下山コースが一緒になってしまった。林道からの展望を楽しみにしてきたがまったく見えません。かろうじて今登った尾根くらいが見える暗いです。皆さんは下山の取り付き点で休憩をするようなので更に先に進み、擁護壁が低くなったところから野脇ノ峰に登った。山頂名を書いた小さな板切れが立木に付いているだけで、吹切尾根の一部でした。ここで下山路の検討をする。グループの後追いは止めて、東の金山峠に伸びる尾根を下ることにした。ここも興味があったので下調べをしておいて、よかった。登ってきた尾根よりは東側というだけ雪も多い、スズタケが雪で倒れていて踏み跡らしきものはまったく見られない。時々テープが出てくるので歩く人もいることがわかるくらいです。それにしても倒れたスズタケは緩斜面は苦にならないが急になると、笹の上に乗り良くすべる。

奈良子林道から
下降の取り付き点

遅能戸(おそのと)
と言うらしい
1366mの手前から笹が密になり、登りは倒れた竹に歯向かうように進むため体力が要る。下りにかかると、笹に加えて伐採した枝が放置されていてつまずくことが多くなって、歩きにくかった。右手に鉄塔が見えてきて、あの裏側が峠なのだが地形が複雑の上、登り返すのが嫌になってしまいそのまま百件干場に降りた。登山道を登り返して金山峠に着いた。ここには右の尾根に向かって道があり中村部落へと書かれている。鉄塔のピークを巻くようにして中村川の林道につながっているようだ。金山鉱泉山口館の前からは車道歩きになる。靴を新しくしたらかかとがすれて痛く、舗装道路は足の裏までいたい。遅能戸のバス停で時間を確認するが17:04までなし。一休みして、大月駅まで歩くことにして歩き出した。農作業をしていたおじさんに駅までどの位かかるか聞くと「20分も歩くと着く」云われ急に元気が出てきた。でもマップにはバスで16分と書いてある、バスで16分が歩いて20分はないだろう。まあ、歩いてみればわかるさ。桂川を渡った後の登りがきつかったが、結果45分かかりました。駅前の銭湯「みよし」でのんびり汗を流して帰る。(380円)

大月駅の
渡線橋から岩殿山