日原川 樽沢    平成19年4月8日

東日原バス停7;45〜樽沢出会9;10〜860m付近尾根に〜11;50タル沢尾根12:05
〜将門馬場12;45〜13;15六ツ石山13;25〜15;00奥多摩駅


出会の滝
東京の桜も終わりになり、沢に入る季節になってきた。足慣らしに日原川の樽沢へ行って見た。奥多摩駅で7;25の日原行きに乗る、ほぼ満員で半数が川乗り橋で下りた。東日原バス停から少し戻り、駐車場の下の集落に降りる道をたどり、植林の中の踏み跡をたどって日原川に下りた。何とか濡れないで出合へと思ったが、渡渉することになってしまった。膝下くらいだが水は冷たい、壊れかけたつり橋の下を通り抜けると、右にカラ沢が涸れ沢で出会う。左岸の藪の中に2段30mほどの滝が見えるが水量は意外と多く、トンネルの排水だろうか不思議な滝でした。右岸から飛び散る水しぶきが見えてきた、これが出会いに4m滝を持った樽沢だった。その上に3m、2mと滝が続いて見える、右の山腹に橋桁の跡らしきコンクリート柱があるので登ってみると踏み跡らしきものがついている、吊橋から続いているようだ。ここから、本流を見下ろしながら休憩をしていると釣り人が通りかかり何か言っているようだが何も聞こえません。しばらく立ち止まってこちらの同行を気にしているので立ち上がって3mの滝下に下り、遡行を始めると、釣師も通り過ぎていった。

ここを最後に尾根に逃げた
沢の崩壊が激しく、殺伐とした風景です。CS3mを巻こうと斜面を登りだしとあり地獄のように足元の小石混じりの土が崩れ落ちてしまう。やっと越えた先も同じ様相で遡行意欲は激減してきた。しばらく行くと新しい堰堤が出来ている。大きな円柱を並べた巨大なものでその先は土砂で埋め尽くされた広い河原となっている。振り返ると日原トンネルの付近の石灰岩がむき出しの異様な山肌がみえてますます嫌気がさすようになった。j崩壊地もようやく終わり、沢はゴルジェになって狭まり、5m滝が係っている、その奥にも滝が見える。やっといい感じになって来たものの山腹に見える雪が気になり、この滝を巻きにかかるがそのまま尾根に逃げてしまった。巻きながら眺めると先は狭い中に滝が続いていて、良さそうな感じです。

将門馬場
急斜面を潅木に掴まりながら登ると右側から柵が出てきて、乗り越えた。この後3〜4回柵を越えながらタル沢尾根の1150m付近に出た。雑木と植林の境界ですがやがて雑木の明るいいい雰囲気の尾根に変わった。斜面によってはかなり雪があって沢靴では滑るのと冷たいので、出来るだけ雪を避けながら登った。緩斜面となり、将門馬場の標識のところに出た。石尾根は雪の泥濘のためスニーカーに履き替えることも出来ずに沢靴で下山をすることにした。六ツ石山頂に寄ると季節外れの雪景色の広場で6〜7名が休憩していた。ヘルとガチャをザックに収めて、コーヒーを一杯飲んでから石尾根を奥多摩駅に下りた。樽沢はあまりにも崩壊が進んでいるため案内書とはまったく別の沢の感じだった。