鳥海山    平成19年9月9日

コース象潟駅5;40=6:25鉾立6;40〜七五三掛9;50〜10;25七高山10;40
〜新山11;15〜七五三掛12:30〜14;45鉾立15;45=17:05酒田駅


水平線と雲の切れ間に
先週に引き続き、「大人の休日倶楽部」の三連パスを使って鳥海山を前夜発で日帰りを計画した。土曜日、仕事終了後、上越新幹線で新潟に出て、ここから、特急「いなほ」に乗って北上する、日本海に沈む夕日が見られたらと思い左の窓際に座ったが、海岸から少し離れたところを通過中で、海に落ちる太陽は拝めなかった。

しかし、上空には雲が垂れ込めていて、水平線の付近だけが切れた、僅かな雲間をオレンジ色の輝く、感動的の落日を見た。、象潟駅に着く、当初は駅寝でもして、鉾立て行きの一番バス(5;50発ブルーライナー)に乗るつもりだったが、ネットで5000円弱、駅の近くのホテルが取れたので駅寝は中止した。宿で風呂に入り、象潟と言えば、岩ガキを食べる、と言う贅沢な前夜を過ごしてしまった。

ちなみに、象潟駅は駅寝には好都合なところでした。




ブルーライナーのバス停
翌朝、駅前のバス停に行くと、丁度、寝台車のあけぼの号が到着したところだった。あけぼので来ると連絡よく、バスに乗車できるのですが今回のキップは寝台車の利用が出来ないものでした。

バスは3人を乗せて出発する。運転手さんの話では、久しぶりに良い天気だとのこと、展望も良さそうです。鉾立の登山口でペットボトルを買い足してから歩き出した。象潟の海岸線が意外と近くに見え、朝日で黄色く輝く稲田の広がる眺めは爽快な気分にさせてくれる。賽の河原の小川で顔を洗い、バンダナを濡らして、首に巻た。さすが、百名山だ、御浜小屋まで石畳の道だった。

鳥海湖を眺めながら休憩している人が多くいたので通過し、扇子森の小高い丘をこえて、下った先の七五三掛で休憩をとった。この先からは山道らしくなってきて、少し急登をすると稜線コースと谷コースの分岐になった。

鳥海湖

狭い山頂
天候良好、ここは稜線に出て、展望を楽しみながら歩くことにした。稜線に出ると、噴火口の外輪山と一目で分かる眺めとなった。僅かに雪渓が残る千蛇谷は薄暗く、ガレ場になっている。庄内平野、飛島と海岸線の眺めを満喫しながら、小さなアップダウンをして七高山まで行って昼食にした。歩きながら見ているときはこの七高山が一番高そうに見えたがやっぱり新山のほうが僅か高く見える。

一旦、谷に下りて、上りなおし、胎内めぐりのトンネルを抜けて新山山頂に出たが、とても狭く写真を撮って、後から来る人に空け渡した。大物忌神社に参拝を済ませて、千蛇谷に下りた。登ってきた団体さんに挨拶するとハングル語だった。七五三掛の先で左の道に入って鳥海湖の南を巻き、御浜小屋に出たので鳥海湖を一周したことになる。石畳道を鉾立てに下りると、駐車場は満杯で登山者より観光客が多い。

1時間の待ち時間がある、売店前のベンチで登山靴を脱ぎ、ビールで乾杯をした。裸足がとても気持ち良いものでした。帰りは酒田行きのバスに乗ったが、数人の中年男がすっかり出来上がった状態で、大声で話をするので、迷惑なことだ。自分もやっていることで、反省、反省。酒田駅で土産を少々買い、車内販売の駅弁とビールで仕上げる。電車の旅はこれがたまりません。

帰りは庄内交通バスで