矢岳〜大反山     平成19年2月22日

コース 武州日野駅8:10〜日野渓谷キャンプ場8:40〜矢岳北尾根取り付き8:45〜11:25
矢岳12:10〜篠戸山13:05〜大反山14:00〜若御子山14:25〜15:40武州中川駅


日野渓谷キャンプ場
この先で尾根に取り付く
西武線飯能駅で西武秩父行きの各停に乗り換えて、ボックス席に座ると、不思議と旅行気分になれる。高麗川の流れを何回となく横切り、吾野付近になるはさすがに山深くなり、霜の白さが目立つようになってきた。正丸トンネルを抜けて、武甲山をみると秩父に来た実感がする。武州日野駅で通学の子供たちを尻目に足回りの準備をしてから歩き出す。駅前の国道を右に行き信号で右に折れると,浅間神社の鳥居があって、弟富士山ハイキングコースの入り口となっている。車道が二俣に別れるところに右に矢印で座禅草の標識がある、今の時期咲いているのかな?気になるが我慢して左に行く。車道が沢から離れるところに明ヶ指たまご水の標識があったので、民家の庭を抜けるような感じの踏み跡に入った。沢に下りると猪除けの網があり、網戸を開けて通り抜けるて、木橋で安谷川を渡った。空き家のような民家の前を通り、沢沿いに小道を行くと左からの林道に合わさって日野キャンプ場に出た。持小屋沢の小橋を渡ったところの家屋の裏から尾根に取り付いた。


頂上
雑木林の斜面は意外と急だが、獣道もあり藪も邪魔にならない。右から主尾根と合流すると、右側に良く手入れされた桧林が出てきた。。585mらしき処を過ぎると大杉の下に小さな神社があったので手を合わせて通過した。高度が上がると宗屋敷尾根から熊倉山が樹間から見えるようになってきた。820mを過ぎると、大きな岩が塞いでいるが左から巻ける。両神山も見え、熊倉山ー酉谷山の稜線が近くに見えるようになってきた。岩っぽいやせ尾根も山頂間近の大岩を過ぎると斜面が広がり矢岳の山頂に着いた。


鉄塔下からの大反山
山頂は樹木で展望はなく、暗くて寒いが、明るいところを探して昼食を作って食べる。下山道は急下降で始まった。かなり歩かれているようで目印のテープが多くて、興ざめする。雪はないものの、落ち葉の下が凍っていて思わぬところで滑ってしまう。篠戸山と書かれたところを過ぎ、鉄塔の下に出ると大反山が正面に見える。鞍部に向かって少し下ると切り開きがあって武甲山とさくら湖が見えるところに出たので、小休止をする。鞍部まで下りると左に大反山の巻き道が出てきた。ここは直登して山頂に向かったが植林帯の面白くない山頂だった。


若御子山からの
さくら湖と武甲山
この先踏み跡が怪しくなったが直進すると小さな社が出てきて、更に植林の境界部を直進下降すると、右側からしっかりとした踏み跡が合わさった。手前でこの踏み跡を見失ったようだ。若御子山685mの山名の付いたピークの一端は切れ落ちた絶壁で、川浦ダムが眼下にみて小休止に良いところだった。ザレた急斜面のテープに導かれるまま下りると、3個の社が祭られたところに降り立った。更に植林地を下ると、壊れかけたトタン屋根の神社を通り過ぎて、立派なハイキング道に出た。右は国見広場、左は憩いの広場と書かれた案内標識が立っていた。左に下りてゆくと、東屋のある広場に出て、そこは憩いの広場と言うらしい、広場一面に福寿草が咲いていた。フキノトウを1個収穫して、武州中川の駅に向かった。思わぬところで早春に出会え、得をした気分の山行だった。