大洞川 惣小屋谷 焼小屋沢         平成19年10月21日

コースタイム駐車場6;10〜林道終点7;25〜10:00焼小屋沢出会10;15〜11;45小屋跡12;05〜13;05和名倉山13;15〜16;15駐車場


最初の滝 4m滝
和名倉山へのルートを探しに出かける。大洞川惣小屋谷の右俣になるが焼小屋沢と言うらしい、以前、仁田小屋尾根を降りてきたとき林道であった釣り人が簡単に登れるといっていた。前夜、台風の影響で荒川上流は荒れたらしいので、大洞林道が果たしてゲートまで入れるか心配しながら出かけた。以外にも、前よりも整備され、走りよくなっていた。大きな牡鹿に2回もあった、驚きもしないで堂々としていた。ゲート前の駐車場は釣シーズンも終わったため誰もいない。寒くないので、外で、持ってきたおでんを温め、星空を眺めながら焼酎を飲む。星空も谷が迫り、やや狭いのが残念だ。


二葉滝
山間の朝は遅く、6時になってようやく明るさが増してきて、動き出すことが出来た。ゲートを越えて林道を行くと、先ごろの台風によるものか枝沢から押し出された土砂を何回も見た。紅葉はまだ先のようで、山肌がいくらか黄色味を帯びている。1時間ほど歩くと作業小屋が出てきて。さらに20分もすると林道の終点になった。すぐ左の窪地を下りると難なく惣小屋谷についたが、大石のゴーロが邪魔でしばらく、右の巻くように歩いたので、林道の終点から尾根を超えて方が良いようだ。最初の4m滝が出てきて、そのあとゴーロ、と小滝、左に大きな崩壊地を通り過ぎ、1190m枝沢が左に入る。小滝が続き、6mの逆くの字滝を超えると二葉滝15mが出てきた。大岩の隙間に落ちる薄暗い滝だ。左からその上の6m滝も一緒に巻く、釣り人が多いのか良く踏まれた巻き道で虎ロープも残地されていた。ゴルジェの中に降り立ち、小滝は水線を、6m滝は右上にロープが見えるがそのまま釜に浸かって直登した。


3段20m滝の1段目
一旦、開けて浅いプールを超えるとまたゴルジェになって6m斜滝を左から高巻くと焼小屋沢出会となった。一休みして右の焼小屋沢に入ると1480mで左に枝沢あう。樋状の小滝など連続するが越えるのに苦労はない。1540mと1560m続けて左に枝沢を見て、樋状滝など小滝を幾つか超えて8m滝下に出る。この滝は上に2段続いて3段20mと記されているが下からは分からない。左側が登れそうに見えたので取り付いてみたが水を浴びるし上部で、一歩の足場が悪いので諦めて、左にトラバースして巻こうとしたが、こちらも草付が怪しく、結局は下まで降りて左の巻き道を使った。早めに沢に下りようとしたが懸垂下降になる、その先も悪そうなので、素直に踏み跡を小尾根に沿って登ってから沢に下りた。巻き終わり、まもなく崩壊した小屋跡に着いた。


詰め上げた登山道
1780mで右にはっきりした枝沢が入る、まもなく水も涸れて沢筋を忠実に詰めると樹林の中に自然と消えてしまう。歩きやすく緩やかな斜面を選んで行くと山火事で木株だけが残る荒れた広場に出た。山頂の南側2020mの付近だった。山頂まで行って、記念写真を撮り、靴の履きかえをして直ぐに仁田小屋尾根を下山した。笹のトンネルでは襟首から枯葉が入って痛い、2度ほどTシャツを脱いで払い落としたりする。車に到着して着替えていたら一人降りてきた。仙波尾根に行ってきたそうで、いつか行ってみたい尾根だったのでいろいろと教えてもらった。この方とは大滝温泉でもお会いして話し込んでしまった。関越自動車道は35kmの渋滞と放送していたので熊谷から17号線で帰郷した。入渓から小屋跡まで思いのほか滝が多く驚きだった。釣り人が多いのか巻き道がしっかりして、楽しめる沢だった。