雨飾山              平成20年9月21日ー22日

コースタイム 村営雨飾荘6;05〜6;20登山口駐車場6;35〜荒菅沢7;40〜笹平8;40〜山頂9;00
〜11;50駐車場12;10〜12;50道の駅小谷


南小谷駅前
今回は21日〜23日の飛び石連休で8月に残した針の木谷〜黒部ダムに行く予定で前日の仕事を終わり、早々に信濃大町駅に向かった。信濃大町駅でいつもの観光協会前でステビバしようと思ったが工事中で、自転車置き場の一番奥に寝かせてもらった。お仲間がいるだろうと思っていたが誰も来ることはなく一人でした。しばらくすると雨が降り出してきたが屋根もあるので安心していると雨脚が強まり、水が流れ込んできて、あわてて、テントを張り事なきを得た。翌朝、雨は降り続きバスの時間も迫ってきて、決断を迫られる。針ノ木谷は諦めてしばらく駅の待合室で検討することにした。

雨飾荘の露天風呂
天気予報などを調べると明日は良さそうなので、一番近場の雨飾山に目標を定めた。電車で南小谷駅に移動してバスで雨飾荘に行った。(バス代650円)一泊素泊まりを申し込むと、まだ早すぎて部屋には入れませんとのこと、400円の風呂代を払って風呂に入って待つことにした。風呂上りに食堂で天ぷらそばとビールで時を過ごすと、部屋に案内してくれた。村営の施設で民宿の感じで一人でしたが一部屋が与えられました。雨も止んだので露天風呂に行くと誰も入っていなくとても熱いのでみずを加えて調節した。うっそうとした樹林の中にありよく整備された露天です。しばらくすると下山した人たちも来て賑やかになり、山情報をいろいろと教えてもらった。素泊まりは誰もいないようで小さなキッチンらしき部屋は貸切でした。

荒菅沢
翌日はいい天気を期待したが曇りで雨の心配もありそうななか、出発した。車道をのんびりと歩くとまもなく右の高台の栃の樹亭のところで笹ヶ峰への林道が分かれていた。車が何台か通り過ぎてゆく、誰か乗せていってくれないかなと思っていたら1台の車が止まって「乗っていきませんか」と声をかけてくれたので登山口の駐車場までお世話になった。さすがに百名山の登山口、全国各地のナンバーの車が止まっていた。昨日からの雨で樹木はまだ緑濃く生き生きと感じられる、休憩舎の横から歩き始める、しばらく平坦な道を行き、小尾根に取り付くと登りになる。ブナの大木が目立つブナ平につき、一休みする。樹林の道を行き、前方が開けて沢筋が見えると、急下降して荒菅沢に下りた。ここから源頭部には荒々しいピークが霧の中に垣間見えるビューポイントだった。一息入れ、急登に取り付く。梯子と岩場が出てくる付近から草紅葉が始っていた。

山頂
痩せ尾根を越えると笹平に着き一息入れる。ここからは緩やかな稜線で快適なところだろうが周りはほとんど見えません。梶山新湯温泉への道を右に見てまもなく山頂に着いた。まったく展望は望めないので山頂標識で写真を撮ってすぐに下山をした。山頂でお会いした金沢の方とおしゃべりをしながら来た道を降りた。駐車場からその方の車で道の駅「小谷」まで乗せていただき道の駅の「深山の湯」の温泉に入って北小谷の駅まで歩いた。行く先変更のお陰で1日温泉に浸かることが出来、大名山行だった。温泉の多い山域なので今度は糸魚川〜梶川新湯温泉〜小谷温泉のコースが良いと感じた。皮肉なもので電車に乗るころには薄日がさしてきた。