鶴川 美流沢       平成20年4月6日

コースタイム 上野原駅8;28=飯尾9;25〜美流沢出会10;05〜稜線の林道13;30〜奈良倉山14;25
〜15;45長作観音堂16;25=16;59小菅BS17;20=18;15奥多摩駅


佐野峠への標識があった
ここで下降した

先々週永沢さんと丹沢のハタチガ沢に行ったとき、こんど美流沢に行きたいと誘われた。どこにあるのかさえ知りませんでしたが、坪山に登った折「びりゅう館」という地場産物の即売所があることは知っていた。この名前が美流沢から名づけられたらしい。記録が無い沢ですが気を持たせる名前に惹かれて行ってみる。
上野原駅で飯尾行きバスに乗り終点で降り、さらに20分も車道を牛飼い方向に、だらだらと登ると車道の膨らみに釣師のものらしい車が止まっていた。驚いたことに、そこには佐野峠登山道の標識が立っていた。しっかりとした踏み跡で沢に降り、50mほど下流に移動すると美流沢の出会でした。


出だしのミニゴルジェ

すぐに二股になり左の本流をに進むと、いきなりゴルジェになって釜もちの小滝が出てきた。直登を試みるがウオームアップのできていない足ではドボンしそうなので素直に巻いて先に進んだ。その先もきれいなナメ小滝が続いていて、荒れた様子も無い、意外と掘り出し物かと期待が膨らんだ。
20分も歩くと平凡な川原になり、その先はワサビ田が続くようになった。作業小屋の先で左に枝沢が入った。右にはワサビ田が続き滝らしきものはなかった。

ワサビ田が続く

ワサビ田も終わり、二股に着く。左には階段状の3m滝がある。右のほうが明らかに沢床が低いのでこちらに進み、2回右の枝沢を見送り950mの奥の二股で右に入った。十文字峠から南東に伸びる支尾根の1150m付近に詰めあがった。最初、稜線に出たと勘違いをしたが支尾根を50mほど詰めたら林道に飛び出した。
奈良倉山に向かいしばらく林道を歩くと深城ダムが見下ろせるところに出た。こちらに下降することも考えていたが別の機会に遡行することにした。

奈良倉山への林道で
深城ダムを眺めた

奈良倉山山頂に上り、長作集落に向かう尾根を下降した。踏み跡を拾って下りると、950mの植樹林帯で道が薄くなり右寄りに進むと、小さな枝沢に降りてしまった。わずか下ると登山道に合流した。950mで左側の尾根を下るとこの道に通じたと思われる。道なりに歩き長作観音堂の裏に出た。近所の奥さん達の手作り草餅の売り込みに会い、5個購入した。田舎作りで大きめでしたがおいしかった。
村営バスを待つ間草餅をかじりながらビールで乾杯、小菅のバス停で奥多摩行きのバスに乗り換えて奥多摩駅で電車に乗り込んだ。期待した美流沢は竜頭蛇尾の沢でした。