峰谷川 坊主谷坊主小屋沢      平成20年4月27日

コースタイム 出会8;20〜2段12m滝下9;15〜大滝下10;05〜中ノ谷出会11;55〜シダノ沢出会13;15
〜登山道14;10〜16;15出会


準備中
ゴールデンウイークの前半は飛び石で行く先に苦慮していた。そんな時平野さんに声を掛けたところ坊主谷の下見に行くというのでご一緒させて頂いた。前夜最終便で鳩ノ巣駅まで行き、駅泊をした(電車が遅れて1時過ぎに到着)。学生たちがいっぱいいると覚悟して降りたら誰もいません。たった一人でさびしく寝る。5時の一番電車に起こされ完璧に睡眠不足です。平野さんが来るまでラーメンを作り食べながら待つ。6時半に平野さんの車で坊主谷の出会に移動した。今日は偶然に辻本さんのグループが坊主谷に入ると、昨日知り、出会で待つことにした。40分ほどコーヒーを飲みながら待つと辻本さん一行が到着した。今回のメンバーは辻本さんとお仲間の2名、(うち女性が1名)、われわれ2名の計5名です。

赤岩の乗る滝

赤岩の滝の
すぐ上の滝
準備を終えて出発です。2個の堰堤を左の踏み跡で超え、入渓すると、右に枝沢が入る、普通は枯れているような感じですが一昨日の雨のためか少量の流れがあった。赤岩の乗った3m滝左から巻き、4m滝下に降りてみると、左のスラブにシュリンゲが残地されていて通過できそうだが、さらにゴルジェのなかに7m2条滝が見える。ここは無理をしないで、巻き道に戻って2個とも巻いた。その先の堰堤を右から巻いた。2条滝、幅広5m滝を過ぎて釜持ちのハーフドーム状5m滝が出てきた。左の水流クラックを登りかけてみたがその先で水を被りそうでやめてしまった。
彼女が果敢にトライし、上部のテラスで水流を渡ることになり全身水を被って超えた。それを見て男性陣は乾いた左壁を巻くように逃げた。聞くと彼女は本職がクライマーだそうで納得です。その後も一人、難しいルートを果敢に越えていきました。

ハーフドーム滝を
登る彼女、この先で水を被る

2段12m滝
左に20m、1条のきれいな滝が落ちる枝沢を見て、2段12m(6m+6m)滝下につく。下段は釜の左をヘツリそのまま直登、上段は一見難しそうに見えたが左側を登ると適度に階段状になっていた。その先の滝口の岩に抱きつくように木の根がむき出しになった特徴ある5m滝は左のクラックを彼女をトップに超えた。8m2段滝を越え、開けたところで休憩を取る。この先は電光型の狭まったナメ小滝が続く、ここは水線を行く。今日は水量が多いので飛沫を浴びながら楽しめた。一旦穏やかになったが、その先でゴルジェになって入り口に3mCS滝、強引にCSを越えると、大滝の下2段16m滝についた。
1段目8mは左側をトラバースしてザレを登った。2段目8mは左側のクラックを登り中間にある立ち木で一息入れて超えた。ここまでは難しくなく3段目の10m大滝下に立てた。

木の根滝

大滝の下2段16m

大滝の3段目10m 
今日の大滝は太い2条滝となって豪快に落ちている。前回は巻いたので今回は右を登りたいと期待しながらルートを見ると、右のスラブにに残地シュリンゲがあり、その先の際どいテラスを越えるのだと思う。しかし、水量が多く泳がないと取り付けないので今回も諦めて右の斜面を潅木を頼って巻く。意外と急登で落石注意でした。滝口より僅か登ったところからトラバースして滝口に下りた。懸垂で降りた人もいた。小滝を越えた中ノ谷出会の手前で休憩した。休憩後、中ノ谷出会で思案する。坊主小屋沢には前回入ったので、中ノ谷を遡行したい気分でしたが辻本さんの押しに負けて右に進んだ。沢は明るく開けるがまもなくワサビ田の跡、崩壊した石垣と石積みの堰堤など人工物が出てきてうんざりするが、3m前後のナメ滝が適度に出てきて慰められる。やがて右の藪斜面に仕事道らしきものが見えると、取水施設が出てきて滝も終わりになった。シダノ沢出会を過ぎ1時間弱の長い詰めで鷹ノ巣非難小屋の水場に出て終了した。

この滝上に
取水施設がある

下山、ショートカット道
快適な浅間尾根登山道をくだり、浅間神社の先の取水槽(先ほど見た取水施設と作業道はここに出るらしい)ところからショートカット尾根の踏み跡を拾って林道に降り立った。右に600Mも行くと車にたどり着いた、もえぎの湯で汗を流し、鳩ノ巣駅の釜飯屋で打ち上げをして解散した。