白山ー別山      平成20年9月6日〜7日

コースタイム 1日目 金沢駅6;45=8;50別当出会9;15〜甚之助避難小屋11;10〜黒ボコ岩12;20
〜室堂12;50〜御前峰13;35〜15;45南竜テン場
         2日目 南竜テン場6;00〜8;20別山8;35〜チブリ尾根避難小屋9;50〜12;35市ノ瀬14;45=16;05金沢駅


日に一便、貴重なバス
黒部の源流部縦走して以後は8月の週末の天候不良で山行が出来なかった。青春18キップで柏崎や湯野上温泉〜会津若松に行ったりと観光旅行で埋め合わせしていた。夏山は終わって大人の休日3連パスが使用できる時期になってしまった、これを使って白山〜別山へ行った。公共交通で行くには土日限定で金沢からでるバス1便だけで、すこぶる不便だ。5日、金曜日の夜の8時30分ころに大宮から新幹線に乗ると越後湯沢で最終のはくたか号に乗れて、金沢に0時3分に着く。

金沢駅から徒歩3分の岡ホテル(3800円)に泊まった。有難いことに12時過ぎでもチェックインしてくれた。風呂にも入らずすぐ就寝する。翌朝、駅付近の定食屋を探すが無い、コンビニも都ホテルのところに1軒あるだけでびっくりするくらい不便だ。コンビニで朝食を済ませ、昼飯用におにぎりを買ってバス停に行った。10人ぐらいの人が並んでいた。コンビニを探す人もいて教えてあげた。

黒ボコ岩
6時45分のバスに乗る。補助いすが一杯になるほどで、途中のバス停で1台追加になった。趣のある白峰温泉でトイレ休憩をして、別当出会迄乗った。隣の席の人が市之瀬で降りた。チブリ尾根〜別山〜石撤白(いとしろ)に行くとのこと、土曜日は石撤白でバスがあるそうです。

今日のバスで白山を日帰りする裏技も教えてもらった。登山口は施設も立派で、登山客で大賑わいです。砂防新道は右のつり橋を渡る、中飯場で最初の休憩をする。右側の谷にはコンクリートの堰堤が立ち並び、まだ新しいためか周りとは異質な物体に見える。甚之助避難小屋でまた休憩をする。南竜への分岐で、黒ボコ岩コースに入ると急に細い道になって急登に変わった。黒ボコ岩には沢山の人が休んでいたのでパスして先に進んだ。

室道の鳥居をくぐって山頂へ
阿弥陀が原では始まったばかりの草紅葉が見られ、木道から白山の眺められた。室堂に着き、一休みして御前峰に上ってみたが霧が立ち込めてまったく視界がありませんので剣が峰には行かないで引き返した。エコーラインで南竜ヶ馬場に向かった。エコーライン分岐付近の草紅葉は綺麗だった。今までの行列がうそのように無くなり静かになった木道にほっとする。南竜山荘でテン場の申し込みを済ませてベンチで休んでいると、キノコ調査の腕章をつけた人たち来た。先ほど採ったキノコを鑑定してもらうとヌメリイグチで正確にはゴヨウイグチと言うそうで食べられるものだった。

広い笹原のテン場にはちらほらと5張りほどが先客でいた。水場の近くに陣取り、早速、先ほど鑑定済みのキノコ入り味噌汁を作り、焼酎を飲みながら食した。ぬめりが強く美味だった。シュラフカバーとインナーだけと、軽量化のしたがやっぱり寒かった。

エコーラインの草紅葉

別山山頂、
翌朝は小屋のほうにすこし戻り、別山に向かった。朝露に濡れた池塘には秋の花が咲き、清清しい。別山までの尾根は花が多く楽しいコースだった。昨日お会いしたキノコ調査隊が天池で食事中で、挨拶をして先に行く。チブリ尾根分岐から別山をピストンする。山頂には石撤白から登って来た人が一人だけいた。三ノ峰〜二ノ峰の尾根は歩きたくなる尾根だ。しばらく話をして、下山をした。御舎利山のピークからチブリ尾根に入るといきなり急坂の細い道になった。

チブリ尾根避難小屋は中が綺麗でした。ここでご夫婦にあったが、このほかにこの根で会ったのは2人だけでした。ブナの美林に気分よく下り、水飲場で大休憩をする。キノコもありそうな雰囲気だが寄り道をしている余裕はありません。細い枝沢を何本か跨ぎ、林道に出るとゲートがあり市ノ瀬です。チブリ尾根は予想外に長く時間がかかりました。バス停まえ、日本秘湯を守る会の永井旅館でお風呂に浸かって快い汗を流したあと、缶ビールを飲みながらバスを待つ、一仕事を終了した充実感がなんともいえないひと時です。

三ノ峰〜二ノ峰の尾根