早池峰山     平成20年6月22日

コースタイム 新花巻駅9;15=10;38河原ノ坊10:45〜山頂12;45〜門馬分岐13;00〜平津戸分岐14;40〜門馬登山口15;40〜16;50門馬バス停17;14=18;15盛岡駅


河原ノ坊登山口
大人の休日三連パス使用の山行も3日目です。天気予報は遠野市は曇りから小雨で、秋田が晴れ時々曇りの予報です。天気のよい秋田方面に変えようかと地図を見ながら検討した。盛岡で様子を見て森吉山に変更することも視野に入れて青森駅を出た。盛岡駅の観光案内所も早朝で開いていません。仕方なくコンビにで地元新聞を立ち読みして天気予報欄を読ませていただいた。結果、曇りで雨マークはないので予定の早池峰山に行くことにした。新花巻駅でバスに乗り換えるが乗客は私のほかに、ご夫婦が乗っただけでした。このバスは季節運行で、1日2便だけ、しかも土日だけのためこのバスに乗るためにスケジュールを合わせたのです。すごく混むものと思っていたので拍子抜けの感じです。ほとんど自家用車で行くので利用者は少ないそうです。

岩稜帯
1時間20分ほどで河原ノ坊に着いた。登山口には監視員がいて相談に乗っている。登山届けを書き、歩きはじめると雨が降り出してきた。やっぱり行き先を変えたほうがよかったかと思いながら歩く。コメガモリ沢の沢コースで登る。何回か渡渉をするがすべて飛び石で渡れる。樹林が終わり、沢はガレ場となり更に岩稜帯に急変する。雨は止んだがいつ降り出してもおかしくない雲行きです。大岩の鎖場はあえて巻き道を使わないで直登して遊ぶ。霧の中に怪しげな巨岩が次々と出てくる。足元には小さな黄色い花が岩にしがみつくようにいっぱい咲いていた。帰ってから調べるとナンブイヌナズナという花でした。

ナンブイヌナズナ

山頂
視界不良の山頂には誰もいません。祠にお参りして早々に下山を開始した。避難小屋の下に小さな雪渓があった。すぐに門馬コースの分岐点となり、こちらに入ると、ハイマツ帯に大岩が重なるアルプス的雰囲気のいい感じに変わる。今まで前後に人が見えていたのが全くいなくなって静かな歩きが出来るようになった。9合目水場の倒れ掛かった標識が出てくると雪渓が見られるようになった。踏まれていないため踏み抜きしやすく藪も邪魔で歩きにくい。これも8合目までの間だけでした。

門馬コースに入ると
すぐこんな道
コメツガの原生林を快く下り、6合目で平津戸への道を右分ける。5合目で鳥居をくぐると朽ち掛けた橋で沢を渡る。沢沿いの薄暗い道を小1時間歩くとゲートが見えてきて林道に出る。早池峰山門馬口の立派な標識があるが登山者のほとんどは遠野側から登られているなが残念だ。国道に出て左に10分歩きトンネルを越えると門馬バス停に着きました。バス待ちをしていると雨が降り出してきた。山中で降られなかったのはラッキーだった。ここはバスが1時間に1本運行されていて時間を気にすることなく下山が出来るのがよい。17;14のバスで盛岡にはちょうど1時間で着いた。定宿ホテルカリーナ旧館(3980円)が取れ、泊まった。ホテル裏手のラーメン屋で夕食を食べたが美味しかった。

6合目付近の原生林