安部奥  十枚山        平成20年2月17

コースタイム 赤鳥居バス停6;45=六郎木バス停8;00〜登山口9;00〜直登〜11;15山頂11;40
〜十枚峠12;15〜下十枚中間12;30〜十枚峠12;45〜13;45登山口=静岡駅


六郎木バス停
適度な雪山気分を味わいたいと思い、このところ気に入っている安部奥にターゲットを見つけて出かけた。朝一番のバスに乗るには夜行バスか、JRの「ながら」夜行電車を利用するかですが、迷うところです、着いてからの過ごし方を検討するのが億劫になり、仕事が終わってから鈍行で静岡に行き、ビジネスホテルに泊まるという、いつものパターになってしまった。今回、お世話になったロイヤルホテル(4000円)は少し距離があるがバスに乗るほどでもないので、ぶらぶら歩いて行く。コンビにで買い物をし、明日のバス停を確認(赤鳥居バス停)してホテルに入った。ツインの部屋で最近改装したらしく、きれいな部屋で快適でした。翌朝、ホテルから3分の赤鳥居バス停で梅が島温泉行き、6;41のバスに乗った。先客が2人いたがまもなく降りてしまい、一人になった。運転手さんと話をしながら六郎木で降りると、広い駐車場があるバス停で、診療所があったりするので町の中心らしいところでした。

中の段集落
茶畑と山並み
バス停のすぐ先の関の沢橋を渡ると梅が島温泉への道が左折して行き、十枚山へは直進して集落の中を登ってゆく、関の沢に沿って歩くが登山口の案内がどこにも見当たらないので少し不安な気持ちになる。正面に朝日に明るく見えるのが十枚山らしいがかなり高く遠くだ。関の沢の左岸に渡るところで車2台に追い越された。急坂道になりショートカットして出たところで先ほどの車の人たちが歩き出すところでした。車はまだ先に行けそうですがここがいいのかな?急斜面に作られた茶畑を縫うように急坂を少し上ると右に登山口の案内とポストがあり、階段になっていた。シイタケの手入れをしていたおじさんに会い挨拶をすると、9日にかなり降ったので気をつけて登るようにと御忠告をいただいた。登山道はすぐに車道に出てしまい、その先で茶畑の作業道でショートカットさせて頂いた。振り返るとなかなかいい眺めです。このあたり、路肩に駐車できそうな場所があり、舗装道路の終点手前にも2台の車が止まっていた。

登山口

山頂
アイスバーンの道を3分も行くと、標識や案内板が林立する登山口に着いた。しばらく植樹林を登るが所々アイスバーンとなってきたのでアイゼンをつけた。すぐに十枚峠への道との分岐に着き、直登道を選んだ。植林の道は暗く面白くないが尾根に乗ったころから雑木に変わり左に山並みも見えるようになってきた。小沢をつめるような感じのところからはロープのつけられた急登が連続するようになってきた。トレースはあるものの、つぼ足の幅は私には広すぎて難儀をしながら登り、直下の肩のところに出ると、安部川流れが見渡せるところに出た。ここで平坦なところになり一層雪深くなりつぼ足の跡は腰の付近まで潜るようになるが跡を外すと踏み抜きとなって、結局は足跡を拾うほうが楽です。山頂に着くと丁度、峠道から来た6人のパーテーが到着したところでした。

山頂から南ア方向を見る
富士山は頂上付近が雲に隠れているが山伏とその奥に大井奥山域、南アの展望はすばらしい、風もなく穏やかな日差しが温かく、シートを取り出し早昼とコーヒーブレイクをする。下十枚にも登りたいので早々に下山をする。下山道も雪は深いが先行者のお陰で快適にくだり十枚峠に着いた。ここもいい眺めです。山梨県側へのトレースはありません。下十枚へは歩かれているので向かってみると半分くらいのところでトレースが切れてしまった。先に進もうと試みたがワカンがないと無理な状態で引き返した。峠に戻ると、単独の人が降りてくるのが見えたのでしばらく待つと朝、車で来た人でした。その後はこの人と一緒に下り、車で静岡駅まで送っていただきました。天気、展望に恵まれ、十分雪山気分を味わえた山行でした。バス便が少なく帰りに苦労しますが、有難いことに今回もご好意で車に乗せていただき、気持ちよい旅になりました。

十枚峠から大無間岳方向