数馬峠〜大羽根山        平成20年2月24日

コースタイム 上野原駅8;28=上平橋9:15〜10;20数馬峠10;40〜11;05大羽根山11;15
〜竜神の滝12;10〜12;25川原で休憩〜数馬の湯15:18=武蔵五日市


上平橋バス停
後ろの道を登った
前日からの強風が朝になっても治まらない、武蔵野線に乗ると案の定、大幅に遅れている。奥多摩に行く予定だったがバスには間に合わないので上野原駅に向かった。ここはバスが遅い時間に出るので十分間に合った。1月に大茅尾根〜三頭山にいったとき大羽根峠という標識を見た。帰ってからネットで検索していたら笹尾根の北側に同じ名前の山があるのを知り、気になっていたので行ってみる事にした。一番、近道が上平から数馬峠に上る道なので上平橋バス停で降りた。一緒に降りたおばあさんが声をかけてくれ、数馬峠への道を教えてくれた。バス停前の道を右に登って、しばらくすると小沢を越えて道が南に向かうように曲がりその先に水取り用水槽のところにコンクリートの階段があり、そこから尾根に取り付いた。尾根筋にはしっかりとした道がありすぐ先の墓地に出た。ここまでは先ほどの階段をパスすると、車道が通じているのでした。


数馬峠とカヤト
墓地の裏から仕事道を登り、途中分岐もあるが上に上にと登る。日陰には雪も残っているが歩きやすい道である。昔はかなり頻繁に使われた道のようで、バス停から1時間ほどで数馬峠についてしまった。峠は南側が切り開かれて意外と展望がよく、丹沢連山、権現山山稜の奥には富士山が見られた。風が強く冷たいので切り開きのカヤトの斜面で風を避けておにぎりを茶漬けにして食べ、食後に熱いコーヒーを飲んでいたら5〜6人のパーテーが縦走路を通り過ぎていった。日当たりがいいので風が無ければ昼寝でもしたい場所ですが、今日はだめです。縦走路を右にしばらく行くと、浅間尾根登山口への標識が出てきて、何人もの人が歩いたしっかりとしたトレースもあり、間違うことも無く大羽根山への尾根に乗った。意外と硬い雪で歩きやすく、快い雑木林を一旦くだり、登り返し平坦な道になると疎林になって左奥に古いベンチがあったので道をはずして寄ってみると三頭山〜風張峠〜浅間尾根とその奥に鷹巣山が白く尖っていい眺めだった。


数馬峠から権現山を見る
中央の雲に富士山

大羽根山頂手前のベンチで見た
三頭山
正面が明るく開けると大羽根山の山頂です。北に御前山、鋸岳、大岳山の展望がいい所です。浅間登山口の案内に従い快い雑木林を下る。道筋には山野草の案内板が立てられていて、気持ちのこもった名文で紹介されている。早春にはこれらの花を探しながら歩くのもいいかもしれない。雑木が終わりになったところにシイタケの原木があり、誰でも取ってくださいと桧原村観光協会の案内があった。いい時期にあたるとシイタケがゲットできるという珍しいコースだ。ここからは植樹林で一気に暗くなる。ところどころに間伐材で作ったベンチがある。まだ新しいベンチがあったりシイタケサービスがあったりと桧原村で力を入れている様子がする。


大羽根山山頂
正面に御前山

浅間の湯の看板のところに下りた
車道に降り立つと、浅間坂、浅間の湯の看板が立つところだった。橋を渡って15分で浅間の湯と書かれていてちょっとのぞきたい気分になるが、先ずはバス時間を確かめるためと、左に少し行き、浅間尾根登山口のバス停で時間を見ると2時間以上もバス便が無い。浅間の湯は次の機会にして、数馬の湯で時間待ちをしようと車道を歩いていると、竜神の滝という看板を見つけた。滝見物に川原に下りると注連縄の掛けらられた5m滝があった。時間は十分あるのでこのまま沢を歩き数馬の湯の下まで歩いた。山も道路も強風が吹いていたのに川原は穏やかで日の当たる所は別世界です。やっぱり沢はいいなあ、平らな座り心地のよさそうな岩場を見つけ、日向ぼっことしゃれ込む。コーヒーを淹れて、電車の中で暇つぶし用に持ってきた単行本を読見ながら1時間以上も過ごしてしまった。頃よい時間を見計らって温泉に入りバスに乗った。強風のおかげで、のんびりハイキングを楽しめた。

竜神の滝