日原川 鷹ノ巣谷(赤ナギ窪)     平成20年6月1日

コースタイム東日原バス停7:55〜入渓8;25〜大滝10;10〜赤ナギ窪出会10;55〜縦走路12;55〜
六ツ石山13;35〜境集落15;55〜奥多摩駅16;25


鷹ノ巣谷の出会で支度をしながら
巳ノ戸橋を振り返る
5月下旬は週末用事があったり、雨だったりして2週間ほど山行なし、6月に入ってしまった。鷹ノ巣谷には何回か入っているが赤ナギ窪は行ったことが無かったのと、六ツ石山から小中沢下降が計画倒れになっていたので、これを繋げようと出かけた。奥多摩駅、7;25発の東日原行きバスに乗ると大混雑でした。いつも臨時を出してくれるのだが今日は出なかった。いつものように川乗橋で半分が降りた。東日原終点で降り、巳ノ戸橋を渡り、登山道と分かれた。すぐ後から登山者が同じ道に入ってきたので間違っているのかと声を掛けてみると、ネズミサシ尾根を登る人でした。この尾根に登る人に初めて会いました。

大滝
身支度をして、入渓をするがすぐに古びた木橋をくぐる。ゴルジェに3mほどの滝が3個ほど続く、出だしは薄暗い陰気な沢です。このところの雨で水量は若干多いようだ。堰堤を越えると日も差し込むようになる。壊れかけた石積みの堰堤を2個過ぎると右に枝沢が15m滝で落ちている。まもなく3段くの字滝が出てくる。いつもは右の水線脇を登り滝口に回りこむが水勢が強く滝口に回りこめないので右壁の残地ロープで越えた。小滝を2〜3個越えると大滝が出てきた。水量が多く右の水線沿いから取り付きたいが水を被るのでもっと右の薄いステップから一段目のテラスに上ったその上は足場もよく快調に超えられる。

源頭部の崩壊とトウゴクミツバ
程なく1:1の水ノ戸沢の出会となり、川原状の広場で休憩をする。歩き出して7分もすると、赤ナギ窪が左に入り、こちらに進むがすぐに伏流になって水は消えてしまった。以後現れなかった。二俣は左よりに進みゴーロだった沢が、やがてえぐれた泥壁になって来た。源頭部は崩壊して土砂を押し出した急斜面で、その上先ごろの雨続きでたっぷりと水を含んでいるためよくすべる。アイスハンマーを使いながら泥だらけになってようやく上りきった。そこにはトウゴクミツバツツジが今が見ごろと迎えてくれた。右に僅か上り進入禁止のロープをまたぐと縦走路に着いた。

快適なハンノキ尾根
トウゴクミツバを愛でながら六ツ石山山頂に着いた。10人ほどの先客が休憩中で泥まみれの姿を異様な目で見つめられた。昼食をするが虫が多いのでネットを被る。ほかの人には行かないところを見ると、私だけが異様に汗臭いようです。休憩後、すぐに小中沢を下降しようと、良さそうな降り口を探しながら歩くが笹薮じゃまでもう少し先、もう少し先とトウノクボに着いてしまった。ここから東南に派生しているハンノキ尾根を下ってみることにした。切り開きの防火帯は歩きやすく途中ワラビ狩りをしながら境集落に降りた。奥多摩駅まで歩いてしまった。