坪山〜佐野峠〜小寺       平成20年1月20日

上野原駅8;28=飯尾バス停9:30〜坪山10;45〜林道11:55〜12;20佐野峠12;50
〜小寺バス停14;20〜16;20大月駅


登山口の御岳神社

坪山?初めて聞く山です。先週、大茅尾根に行った時、上野原駅でバスの発着所で、何気なく見たパンフレット、そこに書かれていたのです。花の山らしいが意外と雪が少しあるとき、気楽に歩くといいかなと思い出かけた。先週同様、上野原駅で飯尾行きバスを待っていると学生がたくさん降りてきた。センター試験の日だったようで、電車の遅れもあって急いで専用のバスに乗り込んでいた。こちらはのんびり休日ハイキングで気楽なものです。15人ほどの乗せて出発したが大垣外というバス停で10人ほどの団体さんが降り、その後、郷原ですべておりてしまった。飯尾バス停で降り、ひとつ戻って御岳神社前バス停まで歩くと、坪山の案内が立っていて、橋を渡って山道になった。すぐにT字になったので右の坪山ツツジの群生コースを行くと、小沢を渡る。この沢は沢床が乳白色で温泉地で見るような色だった。


振り返ると
三頭山と大茅尾根

ヒカゲツツジ、イワウチワ、と案内板が出てくると急な直登になり、結構しんどい登りです。振り返ると先週登った三頭山が堂々たる風格を見せてくれ、大茅南尾根ー大沢山をじっくりと眺めることができた。足元にはうっすらと積もった雪のなかに濃い茶色の葉がたくさん見られ、イワウチワやヒカゲツツジのようだ、まるで枯れているようにも見えるが寒さを耐えて春には可憐な花を見せてくれのでしょう。急登の連続の末、頂上に飛び出した。狭い頂上は展望がいい。富士山が手前の山並みに遮られて、冠雪の部分だけが浮き出したように見え、いい感じです。奈良倉山が大きい、その奥に飛龍ー雲取山、さらに、三頭山ー笹尾根と、思いのほかいい眺めです。下山をどうしようかと考える。山頂に佐野峠への標識があり,しっかりとした道があるので佐野峠を目指してみる。


佐野峠

最初、一気に降りてその後は小さなアップダウンがあるが雑木林の尾根が続き気分はいい。松姫鉱泉回り道分岐を過ぎ、雲取方面が疎林から眺められるピークを過ぎて先ほどの回り道が鞍部で出会うと左に広い道が下りていた。ここには左方向に七保と古い標識があり、さらに新しく佐野峠と小さな標識も立てられていたが尾根道を直進してみた。20分も行くと林道に出て、左へ松姫鉱泉と案内があった。林道からの富士山の眺めがいいのにびっくりした。もう少し林道を登って佐野峠を目指す。林道が北側に回り込むと雪も少し積もっていて、車の轍がついて、猟師が入っているようだ。日当たりがよくなったところに佐野峠の標識を見つけ、ここで昼食タイムとするが、大失敗をした。鍋焼きうどんを作ろうとつゆをいれて火にかけたが安定が悪くひっくり返してしまった。以前、お弁当に付いていたしょうゆのパックがあったので、これを入れて薄味のうどんを食べた。たまたまとって置いたしょうゆが役立った。

奥が中風呂橋

峠の笹薮に左へ西原、淺川、権現山と古い標識に赤ペンキで手書きがされているのでここから下りてみる。手入れはされていないがはっきりた歩した踏み跡が1234,7mを巻くのようにつけられていた。このまま行くと先ほどの林道に出るだろうが、途中から小寺に向かう尾根を下りた。植樹林の仕事道らしきものを拾って急斜面を下ると伐採地に出て、下には上和田の集落が見える。かなりの民家があるのに驚く。正面にはいつか歩きたいと思っている雁ヶ腹摺山から伸びる楢ノ木尾根の大峰の末端部がよく見える。民家の裏の日当たりのよい斜面でほころび始めた梅の木を見つけた。小橋を渡ると、中風呂橋で葛野川を渡り、小寺のバス停についた。バス時間はかなりの時間があるので、国道をぶらぶらと、途中から河川敷の遊歩道を歩き、大月駅まで歩いてしまった。しっかりとした目的もない山行でしたが意外な富士山展望台も見つけられ面白かった。