湯檜曽川 湯ノ沢       平成20年7月31日

コースタイム 湯檜曽駅8;35〜入渓地9;00〜F3 10;10〜F5 11;25〜稜線12;50
〜小屋跡13;40〜湯檜曽駅裏14;40〜14;45湯檜曽温泉


F2 5m2段滝
青春18キップの季節です。JRの駅から近くて簡単に登れそうな沢を探した結果、湯檜曽の駅から15分ほど歩くと入渓出来、それほど難しくないと思われる湯ノ沢に行ってみることにした。湯檜曽駅の隣の郵便局のおじさんに今日の天気予報を聞くと、「晴れだが夕立があるかもしれないよ」と云われ歩き出した。湯檜曽の温泉街の手前の古い鉄橋のところから湯檜曽川の右岸の道に入った。2〜3軒の民家の前を過ぎると小さな橋がありその下が湯ノ沢だった。堰堤が見えるので右を巻くように登ると工事用のいい道に出た。50mほど先で終点だっらのでそこから入渓した。薄暗い谷に入るとすぐに、F1、6mで上に堰堤があり2段滝になっている。左側の草つきを少し登りトラバースして、堰堤の上に出た。

F3 18m3段滝
ゴルジェに3mと4mが連続する。4mは右を小さく巻いた。左から20mスラブ滝をもって枝沢が入り、右に曲がるとF2、5m2段滝が出てきた。手前には倒木が散乱していて見栄えが悪い。左に巻き道があるが水流近くの左のカンテから簡単に超えられた。ここ1〜2日前に何人かが歩いた形跡が見られ巻き道は見つけやすい。問題の無い小滝をいくつか越えるとF3、18m3段滝になった。右斜めに岩の隙間を流れている。1段目の上に立ってみると2段目はかなり狭く最後がすこし立って見えた。水線を行けるらしいが左から巻いた。滝上で右に枝沢が入っていた。ナメの小滝がいくつかあるのだが倒木が邪魔で美的にも残念です。

F5 10m一条滝
右に枝沢が入ってしばらく穏やかな流れを行く。正面にF4、幅広6mが見えてきた。滝下で右に藪の枝沢が入っている。水量は少なく左端の潅木につかまって超える。右にしっかりとした枝沢が入り、ちょっと迷うが若干水が多めに見える左に入った。その先で二俣様になり、ここでも思案するがガイドブックどおり右に入ると前方に岩壁らしきものが見える。あれがF5だろうと予想して進むと10mの垂直滝が出てきて、F5の10m一条滝に間違いなかった。ここは右の急斜面を這い上がり小尾根に乗るまでが苦労した。小尾根をすこし登ったところから左にブッシュの中をトラバースして滝上に下りることが出来た。巻き終わるのに25分ほどかかった。

小屋跡
源頭部に近づくと斜面は立ってきて2mくらいの岩を超えるのにも苦労するがブッシュや草の根をだましながら超えた。藪漕ぎらしきものは無く湯蔵山133mピークのすぐ南の鞍部で稜線に出た。南に10mほど上った小ピークで靴の履き替えをして、しばらく休憩をしてから下山を開始した。ほとんどが藪道で時々歩きやすいところも出てくる。積雪の多い地方の常で低木が斜めに倒れていて更に歩きにくい。尾根上に開けたところがあり武尊山、尾瀬の笠が岳が特徴ある姿を見せてくれ一息つけた。小屋跡にはツリーハウスのような小屋がありここで東に尾根を替えると途中からブナの木に赤ペンキマークがたくさん見られるようになり鉄塔の下に出た。湯ノ沢の沢筋が見渡せた。怪しげな踏み跡をたどって行くと湯檜曽駅の裏に出た。そのまま線路を渡るとホームですがお風呂に入りたいため湯檜曽の街に向かった。温泉街入ってすぐの永楽荘でお風呂に入って帰郷した。