荒島岳          平成21年6月28日

コースタイム 勝原駅4;35〜勝原スキー場4;50〜6;45シャクナゲ平7;25〜8;10山頂8;55
〜10;55勝原駅11;08=11;27越前大野


一晩お世話になった勝原駅
帰りに撮ったもの
先週、先々週と、このところの日曜日は雨模様ではっきりしない。那須、三本槍と草津白根山に向かったがどちらも小雨で登山口付近で引き返して温泉旅行になってしまった。今回も天気予報では曇りだが果たしてどうなるか?27日、土曜日仕事を済ませてから大人の休日三連パスを効率よく使い、福井まで行く。ここまでがパスの範囲です。越美北線に乗り換えて登山口の勝原駅で下りた。20時20分ですがこれが下りの最終便です。誰も降りません。無人駅ですが立派な駅舎でビバークには最適です。虫が蛍光灯に群がり飛び交っているのでテントを張って寝ることにいた。寝酒を飲んでいると大きな虫が飛び込んできた。ノコギリクワガタのオスでした。早速捕まえて写真に撮り、放してやった。一時間もすると上りの最終列車が来たが誰も降りません。最終便が行って、まもなくすると駅舎の電気は消えて虫たちも街灯の方に飛んで行ったらしく静かになり、寝るには好都合でした。

勝原スキー場
駐車場
4時起床、まだ暗いが顔を洗いテントの撤収をして4時35分には歩き出した。旧道を歩き国道158号に出るとまもなく勝原スキー場の看板が出てきて右の道を進むとスキー場の駐車場に着いた。さすが100名山札幌と九州ナンバーの車など6台の車と一張りのテントがあり、ちょうど朝食の準備をしていた方に挨拶してからスキー場の斜面の道を登る。かなりの急な直登で朝一にはきついところでした。リフトの車輪が放置されてところが平地になっていて、休憩をしていたご夫婦に追いついた。この先、山頂までご一緒することになった。大阪の方ですが最近まで東京に赴任していたため関東の山に登ることが多かったらしく話の種は尽きることがなかった。ブナの大木が目立つ様になる、一ミズキの白い花を見下ろしながら、一旦下り、急な木の階段を上りきるとすぐにシャクナゲ平に着き、大休止をする。ザックがデポされ、脇には5kのダンベル2個と砂入りの2Lのペットボトル3個と不思議なものも一緒だった。

ブナ林を行く

山頂
シャクナゲ平を少し下ると佐開への分岐をを見て更に下り、もちが壁という登りになる。痩せ尾根を登りきると荒島岳の頂上に出る。山頂は広い平地で食事中の若者3人がいた。シャクナゲ平のデポはこの人たちのものでした。京都の学生でサークルの活動でダンベルや砂入りペットボトルは荷揚げ訓練で持ってきたがここまでは持ちきれず置いてきたと言っていた。生憎の天気で白山はまったく見えませんでした。ご一緒したご夫婦にビールを頂き、福井駅で買った鱒寿しを肴に贅沢な食事をした。学生たちが中出コースで下唯野駅に下るとのこと、計画は自分も同じだったが、あまりのんびり登ったことと、ビールを飲んでしまったので諦める。学生たちに下唯野駅で会おうとエールを送って別れたがかなりのスピード下山でないと間に合わない、果たして、結果は?

車窓から見た荒島岳
山頂でゆっくり休んだため、あまりのんびりしていると電車に乗り遅れてしまう。11時8分に乗れないと3時間半待つことになる。山頂でご夫婦と別れ先に下山をした。シャクナゲ平で登りの人たちがたくさん休んでいた。樹林を過ぎて、スキー場の最上部に出ると、少し日が射すようになり、ゲレンデの草の蒸れる暑さとあいまって気持ちの悪い暑さです。早めに登って正解でした。勝原の駅には15分前に着き、上半身裸になって水道の水を浴びてさっぱりする。大人の休日で横浜から来た2人連れの方がやってきた。昨日登って民宿に泊まったそうです。昨日は白山が望めたとデジカメを見せてくれた。下唯野駅で学生は乗ってこなかった。車窓から見る荒島岳は思いのほか立派に見えた。越前大野で降りて、駅の売店のオバサンに勧められた「福そば本店」で越前そばを賞味した。駅でもらった「大野市観光利用券でおろしそばがサービスだった。湧き水が豊富なところで、いたるところに清水があり暑いときにはありがたい。大野城も利用券で無料でした。大野城からも荒島岳を眺めた。越前大野駅のホームで若者に挨拶された、なんと山頂で別れた3人でした。電車に乗り遅れてここまで歩いてきたと話してくれた。なかなかやるな、爽やかな若者たちだった。

大野城